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【東証G:6224:機械】㈱JRC、ベルトコンベア首位の凄さが認知され始める。新規事業の産業ロボットも順調。

株式会社JRC(本社:大阪市西区)【東証G:6224:機械】


・そもそもどんな会社か。

同社は、日本国内でベルトコンベア部品の製造を手掛ける企業だ。
コンベヤは「モノを運ぶ」という観点で、産業の効率化に必要不可欠な装置であり、同社はローラやプーリ、その架台となるスタンドおよび周辺機器などの製品を製造・販売している。
シェアは堂々の国内首位である!

強固な事業基盤をベースに、国内コンベヤ関連製品では52パーセントとトップシェアを有しており、2位以下を大きく引き離している。

・ついに海外進出!(東南アジア)

ベルトコンベヤー部品国内首位の同社が、ついに海外進出を果たす。
すでに東南アジア向けの海外実績が顕在化しており、今後の海外展開をさらに本格化するため、今期中の現地拠点の設立を目指すそうだ。

2025年2月期は東南アジア拠点の設立を計画

・新規事業で産業用ロボット製造にも参入!

同社はJRC C&Mや大成を完全子会社化するなど、コンベヤ部品事業の基盤を構築するとともに、第2事業としてロボットSI事業を立ち上げた。

同社はニッチトップ・リカーリングなコンベヤ部品事業と、高成長なロボットSI事業という、2つの事業を展開している。

再生医療・ラボ領域におけるロボット自動化で3社協業プロジェクトを開始

ロボットSI事業につきましては、食品・医薬業界を中心に、ロボットパッケージの横展開・拡販の強化を図るとともに、今期からの新たな取り組みとして、再生医療・ラボ領域において、装置メーカーであるダルトン社、ロボットメーカーであるストーブリ社、そしてロボットSIerである当社の3社協業プロジェクトを開始する。

高成長のロボットSI事業による、更なる市場を獲得していくつもりだ。

・最後に一言

製造だけでなく、販売も営業強化とアプリ開発促進など、意欲的に活動している。IPOの際は他社資本での上場というイメージがあった同社だが、やはり輸送に必須なベルトコンベヤー部品の首位と海外展開という基盤を伸ばしていっている同社は有望だろう。
ロボット事業も本業との親和性もある。
今後に期待できる企業だ。

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