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コーヒー染め第3弾! vs ユニクロUの名作『エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ』編【Tシャツリメイク】

こんにちは、ユニクロ大好き、コーヒーも好き、まーくと申します。

ユニクロ好きが趣味でコーヒーを始めた結果、なぜかその流れでTシャツを「コーヒー染め」という手法でリメイクすることに夢中になっています。

前回は、ユニクロUの『オーバーサイズクルーネックTシャツ』という商品を土台として、渦巻き状の「タイダイ染め」にチャレンジしました。

こちらは「綿100%」ということもあり、綺麗なタイダイ柄に染まってくれた、という感じですね。気に入って普段着として着用しています。

そして、前回の記事で予告していた通り、コーヒー染め”第3弾”となる今回の土台に使用するのは、この春夏のユニクロUの中でも名作中の名作と呼ばれる『エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)』(以下、『エアリズムT』と表記)です。


この『エアリズムT』は、こちらの記事にもあるようにファッションブロガー・YouTuberのMBさんもベストバイと評価している”名作”です。

私も自分用に色違いで3枚買いました。笑


しかし、この『エアリズムT』を染めるうえでの難関が1つあり、「コーヒー染め」は「綿」や「麻」といった「天然繊維」を染める手法で、「ポリエステル」や「ナイロン」などの「化学繊維」を染めることはできません。

この『エアリズムT』の素材は「綿 53%、ポリエステル 30%、複合繊維(ポリエステル) 17%」という構成でできているため、ほぼ半分半分で「天然繊維」と「化学繊維」が混合されています。

どのくらいハッキリと染まってくれるのかは「やってみなければわからない」という状態です。


☆「綿53%」は、プロでも難易度が高そう・・・

ちなみに、先日私が支援した「珈琲染(コーヒー染め)」のクラウドファンディングでも、このように注意事項が書かれていました。

【ご注意事項】
・コーヒーの色が入るのは、植物系の天然繊維・半合成繊維(綿/麻/レーヨン/テンセル/キュプラ等)です。合成繊維(ポリエステル、アクリル等)が含まれた物の場合、合成繊維の割合が増えるほど薄い色に仕上がります。植物系天然繊維を50%以上含むものを推奨します。衣類のラベルに記載されていますので、ご確認の上お申込みください。(後略)

要するに、「コーヒー染めのプロ」ですら、天然繊維の割合は50%以上が限度だと考えられます。「綿53%」という値はギリギリだということです。

私はそのことをあらかじめ知っていたので、前回の「タイダイ染め」をするときは、”あえて”染まりやすい「綿100%」の「オーバーサイズTシャツ」を選択していたわけです。


しかし、本音を言えば、やはり名作『エアリズムT』を使って「コーヒー染め」がやりたいわけです。


しかも、実物を持っている人ならわかると思いますが、『エアリズムT』は「表地」と「裏地」で素材感が全く異なり、表地は「コットン(綿)ライク」で裏地は「エアリズム」という生地になっています。

すなわち、素材表示の上では「綿 53%」となっていますが、生地の”オモテ面”だけに着目すれば「綿」はもっと多い割合で含まれているのではないか、と私は考えていました。

見えない裏側の生地に関しては、今回の「コーヒー染め」においてはそこまで気にしなくていい、という考えです。(濃い色で染めるのであれば別かもしれません)


というわけで、第3弾となる今回は『エアリズムT』を使って「コーヒー染め」にチャレンジした結果をお届けします。

比較用も兼ねて、同時に「綿100%」のユナイテッドアスレのTシャツ(以下『アスレT』)も染めましたので、そちらも同時に結果をお見せします。


☆コーヒー染め結果:染まった!けどやっぱり薄い!

「コーヒー染め」を行った結果がこちらです。ドン!

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前回は、いわゆる「タイダイ染め」と呼ばれる渦巻き状の柄にしましたが、今回はちょっと気分を変えて”ランダム”な柄になるように「ムラ染め」のようなイメージで染めてみました。

綿53%の『エアリズムT』と綿100%の『アスレT』を比較すると、やはり「染め」による色の濃さにかなり差が出ていることが分かります。

それぞれのTシャツを並べて置いてみると、その色の濃さの違いが分かりやすいですね。

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しかし、『エアリズムT』の方であっても、染まっていない「白色」の部分と染まっている「茶色(ベージュ)」の部分の濃淡、コントラストというのは一応確認できるレベルにはなっています。

『アスレT』のようにもう少し複雑な細かい柄になってほしかったな、というのが本音ですが、今回は初チャレンジだったので、まあ仕方がないという感じでしょうか。

それでも綿53%の『エアリズムT』で「コーヒー染め」によって色を染めることができた、というのはひとつ大きな収穫です。


☆実際に着てみた!

実際に今回染めたTシャツを着てみた感じはこちらです。

まずは『エアリズムT』から。

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次に、『アスレT』です。

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着比べてみても、やはり綿100%の『アスレT』の方が色の濃淡がはっきりとしていて、「柄」の主張を強く感じると思います。

個人的な好みを言えば、しっかり柄が出ている『アスレT』の方がカッコいいかな、と思いました。

筆者は身長165cmのがっしり体型で両方とも、ジャストよりワンサイズ大きい「Lサイズ」を着用しています。

もともとオーバーサイズで作られている『エアリズムT』のほうが、よりゆったりとしたサイズ感になっているのが分かると思います。

これはもともとの服のデザインがそうなっているので、そのままシルエットの違いに表れているだけです。

逆に言えば、「コーヒー染め」は素材さえ合っていれば”土台”になっている服は選ばない、というメリットがあります。

もちろん、「染める」過程で熱い染色液に浸けたりするので、生地の素材や加工によって完全に「ノーダメージ」というわけにはいかないと思います。

私のこれまでやってきた範囲では、着用できなくなるほどの問題は起こらないのかな、と思っています。


☆『エアリズムT』ゆえに見えた課題

単純に「色の濃さ」に着目すれば、『エアリズムT』の色が薄くなってしまったのは「染まる綿の割合が少ないから」という解釈で問題ないと思います。

ただ、実際にはもう1つ問題があり、「柄が大きくなってしまった」という点です。

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『アスレT』と比較してもらうと、その「柄の出方」に違いがあることがよく分かると思います。『アスレT』のほうが色が「濃い部分」と「薄い部分」が”細かく”なっていることが分かるかと思います。

これは、染める過程での問題があり、おそらく『エアリズムT』のほうが生地が軽く表面が滑らかだったため、「輪ゴムで縛って留めていた部分が、途中で緩んできた」という現象が起こっていました。


まあ、この「出来上がりの柄」の良し悪しについては好みが分かれるところなので、一概に「緩んでいたからダメ」とは言えないですが、「狙った柄」を今後作っていくのであれば、この「留め」に関してはもっと気を使う必要があるな、と思いました。


☆意外と苦労した「シワ問題」

また、他にも苦労した点があり、「輪ゴムで服を縛って、熱い染色液に浸ける」という工程で行っている以上、どうしても「シワ問題」からは逃れられません。

『アスレT』のような綿100%の生地がシワになるのは、洗濯していてもよくあることなのですが、『エアリズムT』は普通に着て洗濯する分にはかなり”シワになりにくい”素材です。

そのメリットは、裏返してしまうと「1度付いたシワはなかなか取れない」というデメリットに繋がります。

一応、今回「完成品」として見せているものは、私が衣類スチーマーでシワを伸ばした”後”のものをお見せしていますが、アイロンがけをする前のものでは、かなり「シワ」が発生していました。

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写真を見てもらうと分かる通り、かなりシワシワです。

この『エアリズムT』のシワを取り除くのには、裏返してスチーマーをかけたり何やかんやして、けっこう手間取りました。

綿100%の『アスレT』と比較すると、倍以上の時間がかかり、なかなか苦戦を強いられました。

おかげで、ちょっと”アイロンがけ”が上手くなった気がします。笑


☆課題は「デザイン」とそれを実現する「技術力」

ここから先は、「コーヒー染め」を続けていく上での個人的に思っている課題についてです。

「タイダイ染め」や今回のような「ランダムな染め」もできるようになりました。綿50%くらいであれば、まあ染めることはできそうだという知見も得られました。

ここから先、何らかの”深堀”をしていくのであれば、やはり「デザイン」を作る力、ということになるでしょうか。

ただ「柄が付けられます」では、面白くない。

それを「コントロール」できる「技術力」やより良い「デザイン力」が必要になってくると考えています。

今後はその辺りを磨いてみようかな、とぼんやりと考えています。



クラウドファンディングで支援した福井プレスさんから珈琲染のTシャツが到着したので、またそちらのレポート記事も書く予定です。お楽しみに!



それでは、今回の記事は以上となります。


私のnote記事では、ドリップ初心者の私が挑戦したアレンジメニューやコーヒー豆についての紹介や、「コーヒー染め」を使ったTシャツのリメイクに挑戦したりしています。

興味がある方は、こちらのマガジンを読んでいただけると嬉しいです。


また、コーヒーを使ったダイエットにも現在挑戦中です。よろしければ、こちらもぜひチェックしてみてください。


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