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読書日記*『さいはての彼女』原田マハ

「もうだめだ」
そう思ったことが、何度もある。
生きていると、小さくてだめで、うまくいかない人生に向き合うことが少なからずあると思う。

この本の中の女性たちは、がんばりすぎて、こころもカラダも凝り固まって、まわりが見えなくなって、立ち止まる。
旅に出て、違う景色を見る。
そして出会うことを通じて、感じることを見直してみてる。

再生できると思えなくても、失敗だと思えることは、必ずどこかへ向かう道標になるんじゃないか。

もっと人生を足掻あがこう。
立ち止まってジタバタしたあと、また小さな1歩を歩いてみたら、花が咲いてることに気がつけるかも。

いつも本を読み終えて、わたしが本屋さんのPOPを書くとしたら?って考える。この本のアマゾンの画像にはこんなコピーがあった。

「こんなにがんばってる自分を誰もわかってくれない」
と思ってる人、集合!
「ああ、もうだめだ」
そう思ったときに読んでほしい。

違う場所で生きている誰かの言葉が伝わるのは、わたしもきっとそこにいるから。人との間にある線を引いてるのは、自分自身なんだよ。




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