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麻利央書店
2017年11月5日 00:48
友人(新婦)の結婚式の二次会の乾杯の挨拶を頼まれた。仕事上、司会はよく頼まれて、務めさせて頂くのだが、乾杯の挨拶は初めてだったので、色々と試行錯誤した。友人代表のスピーチではないので、思い出などをつらつら語ってもしょうがない。また乾杯前なのでコンパクトにする必要がある。しかし、曲がりなりにも「しゃべり」を生業にしているので、笑いは取れなくても、ひねりというか、ちょっと粋な挨拶にしたいなという
2017年11月1日 23:15
今年入っての二度目のお葬式は、祖父だった。 7月の舞台本番の1週間ほど前に父から「容態が良くない、そろそろかもしれない」と連絡があった。 父の父、つまり、父方の祖父はもう5年も入院していて、しかも意識がない状態。散歩中に脳が出血し(脳溢血?)意識が戻らないままだった。この5年祖母は毎日意識のない祖父の元へ通っていた。私も帰省した際には会いに行った。はじめのうちは何となく反応があるような、笑
2017年10月31日 23:30
先日、伊坂幸太郎さんの「死神の精度」を読んだ。そして、金城武主演で映像化された「Sweet Rain死神の精度」もDVDで見た。 内容を簡単に説明すると、仕事として「人間の生死を判断する」死神が存在し、彼らはその人物が死に値するかどうか1週間観察してジャッジする。1週間後に「可」もしくは「見送り」を決定し、「可」であれば8日目に対象者は死亡、それを確認し任務は終了となる。この物語の主人公で
2017年10月15日 02:28
関西(特に大阪)を歩いていると、女装しているオジサンとか、全身ヒョウ柄のオバサンとか、全身コスプレのUSJ帰りの学生とか、爆買いしている観光客とか、色んな人を見る機会に恵まれる。最初でこそ「ギョッ!」としていたが、最近は、見れてラッキー!、みたいな感じになってきている。そうやって人間は「慣れる」生き物なのだ。ここ最近で見る度「ギョッ」とするのは、イヤホンである。こういうタ
2017年10月11日 03:01
ある人が言った。「自分の誕生日を祝わないでほしい。 祝うようなことでもない。祝われたくない」これが本心かは分からない。単なる強がりかもしれないし、押すな押すなと一緒で「祝ってね」の振りかもしれない。私は本日2017年10月10日現在で34歳。年が明けて2018年2月3日に35歳となる。ギリギリアラサーが、アラフォーになる瞬間がやってくる。もうアラサーとは言えなくなる。アン
2017年10月9日 13:58
「あなたの本音が聞きたいです」しょっちゅう言われるセリフではないけど、恋愛にしても、仕事にしても、人生にしても、『本音』を要求されることは少なからず、ある。また仕事上、インタビューされたりしたりするけれど本音を聞かせて下さい、あるいは、聞いてきて下さい、と言うような依頼を受けることもある。では本音とは何だ?早速意味を調べる(goo辞書)【1】本来の音色。本当の音色。【2】本
2017年10月8日 01:14
「忙しそうだねー」この言葉を受け取る時は慎重にならないといけない。忙しさは受け手が決める尺度に因るからだ。他人の「忙しさ」なんてものは、「昨日寝てない」問題と同じくらい実はどうでも良いにも関わらず、言われた方にリスクが高い。忙しさを認めると実態はどうであれ仕事が順調に行っているように思われるし忙しくないと言うのも世間的にいかがなものかと不安になるからだ。しかも大抵の場合、その言
2017年10月6日 14:28
「何歳に見える?」 女性からのこの問いに戦々恐々と、または、ほとほと嫌気が差している男性は多いことだろう。しかしいつの時代もこの手の話は巷に溢れている。溢れに溢れて地面がびちゃびちゃになっていてもまだ、止まることない様子だ。 また、質問されないにしても、「私、けっこう行ってますよ、○○(歳)ですもん」「今年で○○歳です」などと言う、年齢報告に対してのリアクションと言うのは、異性だけで
2017年9月19日 20:49
30歳半ばで独身の私は、最近「緩んで来たなぁ」と思うものが3つある。一つ目は『箍(たが)』 箍は「外れる」印象が強いが、緩むこともある。 意味は、【緊張がゆるんだり、年老いたりして、しっかりしたところがなくなる。締まりがなくなる】とある。【緊張がゆるんだり、年老いたりして、しっかりしたところがなくなる。締まりがなくなる】とある。そもそも「箍」とは桶や樽の枠組みを固定している輪のことであ
2017年9月1日 01:21
今日から9月がスタート。9月1日は18歳以下の自殺が1年で多い日だそうだ。自殺という決断ができるなら、死ぬ覚悟を持てるなら、生きていける。誰もが分かっていることだけど、その時はそう思えないから、間違った決断をしてしまうのだろう。私は自殺を考えるほど、強くなかった。私は逃げようって思うタイプだった。嫌なら、行かない、サボる、無視する、辞める。このまま布団にめり込んで行って、深い深
2017年8月28日 02:15
私の知り合いには「先生」いわゆる「教師」が多い。その理由は簡単。私は教育学部出身だから、大学の仲間は教員になる人が圧倒的に多いのである。教員にならなくても、大学院に進学し、教授を目指していたり、大学職員として働いていたりと、教育に携わっている人も多い。他には、消防士など公務員もいるし、体育学部なのでスポーツの選手として活躍した人もいる(過去形なのは現役でやっている人はほとんどいないから)。 私
2017年8月25日 23:33
もうすぐ夏休みが終わる。 大人になると、1ヶ月以上の長い期間の夏休みをもらえるはずもなく、夏場にあるいつもの休日が「夏休み」。それでも夏らしいことがしたいと、普段と同じ休みの日に、普段行かない海や山に行ったり、普段やらないBBQをしたりしてはしゃいじゃうもんだから、当然次の日にガタが来る。8月も終わりに近付いたこの時期は、蓄積された暑さによる疲労と、慣れないことをしたがために起きる身体の違和感
2017年8月24日 03:16
私が会社員になって辛いことはたくさんあったが、トップ5の内のひとつは信頼する上司Mさんとの別れであった。別れとは言っても一生会えないというわけではなく、異動しただけだけど。それは2年目のことだった。 私はMさんのお陰もあって1年目に西日本エリアでMVPを獲得し、宿敵だったやりがいとも向き合うことが出来、仕事に楽しさを感じることが多くなっていた。その矢先である。Mさんは新しく出来る支社の支社長
2017年8月23日 02:34
世の中には答えのないことが多い。「たられば」に生きる私たちは、いつだってその問題を見ないふりしたり、ちょっと横に置いておいたり、忘れたり、時には向き合って、解決したり、自爆したりしている。 私の入社理由は③で書いたが、「この仕事をする理由」については見つからないまま時は流れていった。私が携わった「人材派遣」における『やりがい』とは何か?たしか会社的には「働く価値の創造」とか「あなたに合った働