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ぞっとする話


イギリス首相のボリスもついにコロナを克服してカムバック。そしてフィアンセとの間の子供も無事生まれたようです。こんなご時世に授かった人たちの心労を考えるとぞっとする。病院に行くことも普段と違って感染リスクがあるので怖いでしょうし。ちゃんと予防注射や健康診断できてるんだろうかと余計なお世話。あーぞっとする。そして産気づいたのはこちらのカップルだけではありませぬ。

鳩が、巣を作ろうとしています。3週間ほど前から私のバルコニーで毎朝5時くらいからガサゴソ、ホーホー、バタバタ、ホーホーと音を立てます。どんと壁を叩いたり、窓から顔をのぞかせるくらいでは逃げてくれない。知らぬ顔して人の棚のスプレーやら鉢やらをどかせて居心地いスペースを作って座っておられる。調べてみても巣らしいものも出来ていないし…。道具を元に戻して、これなら全く隙間がないから大丈夫だろうと思っていた。翌朝いつものガサゴソ、ホーホー、バタバタ、ホーホーで起こされたので見てみると、昨日と同じ場所にたまごを発見。ピンポン玉くらいの白いたまごが、ソーサーの上に産み落とされていました。周りに巣らしき枝の塊とかいうものは全くなく、ソーサーに乗っているたまごがとてもシュールでした。食べて欲しいの?

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お母さん鳩とお父さん鳩と、こちらの様子を見ています。色々リサーチした結果、雛鳥の糞害がひどいらしいので、駆除することにしました。食べられるらしいと言う情報もありましたが、ちょいと気持ち悪いのでやめておきます。さようなら、たまごくん。

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それから1週間ほど親鳩の新しい巣らしき痕跡を発見してはブロックしを繰り返し格闘していました。そしてこの二、三日、朝のバタバタ、ホーホーが聞こえないなのでついに諦めたか!と思っていたら、お隣のバルコニーに佇む鳩を発見。嘴には細い枝をくわえている。よく見るとお隣のバルコニーに何本かの細い枝がまとまって落ちている。あれが巣のつもりなんだろうかと思ったら悲しくなりました。そして30分ほど後に様子を見てみると、たまごが産み落とされていたのです。こんな風除けも何もないオープンなコンクリの上に。ぞっとしました。周りを見ても親鳩の姿は見えません。散歩から帰ってくると案の定、たまごも、何本かの枝も、跡形なく、時折吹く強い風の街路樹を揺らす音がザザーっと聞こえるだけでした。

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