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インドネシア人は集まることが好き

インドネシアの人口は87%がイスラム教徒。宗教上、アルコールを飲んではいけない方が多いです。しかし、インドネシア人は集まる事が大好きで、街のどこかによく集っては何かをしています。私は田舎育ちですが、昔はよく駅前にヤンキーが溜まっていました。そんな感じに少し似ていて、何をするわけでもなく集まるのです。そこで、何をしているのかを伺ったところ「インドネシア人は、冗談が好きで、話しているだけでも楽しいですよ。」と、ガールズトークならぬインドネシアトーク。祝日、誕生日など、特別な日にはもちろん集まりますが、普通の週末にも集まったりします。具体的に、どんなことをして楽しんでいるのかについて、皆さんにご紹介したいと思います。

① ギーターがあれば、だれでも一緒に歌う!

図1

ギーターさえあれば、一人が歌い始めると、みんなが歌うようになります。一人だけで初めても、それに誘われるように参加者が増えます。みんなが眠たくなるまでずっと歌い続けているそうです。ギーターがなければ、テーブルを叩いたり、携帯から音楽を流したりします。

② バーベキュー(トウモロコシだけのバーベキュー)

図2

どこの国でもバーベキューパーティーは人気ですね。インドネシアは気温が年中暑いので、特別なイベントがなくても、雨さえ降らなければいつでもバーベキューができます。お金がない時には、一人当たり1本の「トウモロコシバーベキュー」をするそうです。燃やす木はそこら中にありますから。


③ アルコールなしでも、インスタントコーヒーと揚げ物だけでワイワイできる

図3

男性でも、女性でも、とにかく集まって、口が寂しくならないように飲み物と軽食を用意します。仲間同士で集まる頻度が多いので、節約のためにインスタントコーヒーと揚げ物だけで楽しんだりもします。一人当たり、インスタントコーヒーワンカップと揚げ物2個で15円~50円ほど(1円:125ルピア)。

④ スリープオーバー(友達の家に泊まること)

図4

女性に一番多いのですが、誰かの家に一緒に泊まって夜通し、人生の話、恋人の話、映画の話、2時間や3時間だけで終わらない話をするようです。インドネシアでもガールズトークは盛んに繰り広げられています。男性の場合も遅くまで仲間と一緒にゲームをしたり、話が盛り上がれば泊まることになりますし、在学中の親戚同士が久しぶりの再会で、遅くまで話をするケースもスリープオーバーとなります。

⑤ ボードゲームやカードゲーム

図5

男性の場合、カードゲームやボードゲームは、若者だけのものでなく、40代から60代の方も楽しんでいます。仕事が終わって、ご近所さんたちが集まって、一緒にボードゲームやカードゲームをするのです。これは現在も、インドネシアのどの町でもよく見られる景色だと思います。大阪の通天閣の将棋のようなものですかね。


以上で、インドネシア人は特別な日以外にもどのような場面で集まっているのかについてご紹介しました。これ以外のことも、もちろんあります。みんな同じ気持ち、似たような遊び方ですので、アルコールがなくても、遊び方が一緒であれば共に楽しめるのです。アルコール派、ショッピングモール派、その他の行動派もいます。日本に住んでいるインドネシア人もよく集まっていますので、日本人の皆さんも気軽に飲み会などに誘えば、喜んで来てくれるはずですよ。是非、誘ってみてください。アルコール抜きで。

出典:https://m.kaskus.co.id/thread/5a28aec49e7404566a8b4567/kegiatan-sederhana-namun-seru-saat-begadang-bersama-teman-teman/

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