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「埼玉発世界行き」奨学生のこと

ひとは自身のまだ見ぬ世界に飛びこむ瞬間、自分のさらなる可能性を感じられる。─── 私の生まれ故郷・埼玉にも、世界に目を向けて自分を信じて進むひとたちがいます。彼らは「埼玉発世界行き」の切符を手にし、世界に羽ばたいていくわけですが、そこにはたくさんの人の支援があります。

ところで、みなさんが思い浮かべる埼玉のイメージとはどんなものでしょうか。東京都のベッドタウン、映画「翔んで埼玉」、ださいたま、観光地あるの?、などなど・・・パッとしない印象とは裏腹に、実は埼玉県は学生の留学支援に注力しているんです。そのうちのひとつが「埼玉発世界行き」奨学金。これまで2,008名もの人が支援を受け、71ヶ国へ留学・ボランティア等をしてきました。私も大学時代の留学で支援を受けたひとり。

*埼玉県の留学支援について:

出典:https://www.facebook.com/ggsaitama/

2021年2月21日(日)には「埼玉発世界行き」奨学金をもらった人たちが集まる交流会(zoom)が開催されました。そのとき光栄なことに、私の留学経験とそれがどう仕事に生きているかを講演をさせていただくことに。講演後は参加者と交流できる時間もありました。

参加者は合計55名で、うち既に留学を終えて帰ってきた人が37名、これから留学に行くあるいは既に留学中の学生が16名、他グローバル人材ネットワークの会員2名。

私がこの交流会でなにより楽しみにしていたのは、未来ある学生たちと話をすること。気がつけば社会にでて7年目を迎え、学生と話をする機会が少なくなったな~と感じるようになりました。いつまでも年齢や立場関係なく相手と同じ目線で話せる人間でいたいので、日頃から幅広い年齢の人とお話するようにしたいものです。あとは単純に好奇心で、今の世代の学生って何を考えて日々過ごしているんだろう?、今時の留学事情ってどうなんだろう?など、聞いてみたいことがたくさんありました。

*交流会の開催報告:

交流会はzoomのブレイクアウトルームで数回に分けて行われました。学生たちに将来やりたいことを尋ねると、カナダに留学していた現役高校生は医療通訳士、アフリカにインターンしていた大学生は教師になって教育の現場に携わりたいと、自ら夢を語る彼らの姿は本当に頼もしかった。

一方、これから留学を控えているのに、コロナの影響でまだどうなるか分からないと苦悩を抱えている人もいらっしゃいました。他にも留学してすぐにコロナがきて授業がすべてオンラインになってしまった人も。コロナは留学に大きな影響を与えているようで、私まで悔しい気持ちになりました。

こうして学生たちと直に話すと、いま社会で働いている私が先陣を切って、若い世代の人たちがのびのびと活躍できる未来をつくっていきたいと強く感じました。振り返ってから分かるもので、あのとき学生だった自分も、家族・友人だけでなく埼玉県や社会にでて日々奮闘している色んな人たちのおかげで、のびのびと学ぶことができたんだなあと気づかされました。

でも、若い世代がのびのびと活躍できる未来って、どんな未来なんでしょうか?

私は人生で新しいチャレンジをし続けるたびに、見たこともない世界が目の前に広がるのを体感してきました。きっとこれ以外にも知らない景色があって、だからこそ自分の可能性は無限大なのかもしれないとワクワクするんです。

だから、私は新しい発見をたくさん生み出して、だれもが自身の可能性を感じられる世の中にしたい。私がかつて自分の可能性をどんどん信じていったように。「埼玉発世界行き」の奨学生が国境や年齢の垣根なく世界に羽ばたいていったように。

*Twitter:

*英語、異文化コミュニケーション、ダイバーシティについて:


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