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オンラインでの英語/他言語コミュニケーションにはひと工夫を
母語でない言葉で会話するとき、電話口だと聞き取りづらい伝わりづらいのはけっこうあるあるです。私も英字メディアに勤めていながらお恥ずかしい話ですが、英語で電話するとき未だに相手から「あなたが何と仰っているか分かりません。ごめんなさい。」と言われてしまうことがたまにありまして。
電話口だと言語の壁はより一層高い
「ごめんなさい。」と言われると逆にキツいんですよね。「(あなたの英語を理解しようと努力しましたが無理でした、)ごめんなさい。」という相手の優しい気遣いに反して、自身の英語力がプロフェッショナル性に欠けている事実が際立って、申し訳ない気持ちと伝えられないもどかしさがこみあげてくるというか・・・
一番心が折れそうになるのは、在日の国際機関や海外企業に英語で電話をして、流暢な日本語で返されるときです。コミュニケーションはお互いが最も円滑に進む言語でおこなうのが基本だと思うので、自分の英語がまだまだ使い物にならないという現実を突きつけられる瞬間でもあります。日々勉強。
オンライン上で英語の取材に同席して気づいたこと
先日ハッとさせられた出来事がありました。英語のオンライン取材に同席していて、通信状態が最適ではなかったことも関係し、早口の英語がとても聞き取りづらかった。取材後に皆さんと「オンライン会議って、デバイスや通信状態によっては英語を聞きとるのに苦労しますね」と雑談していたところ、日本語が母語でない方が「私もオンライン会議で日本語を聞きとりづらいことがよくあります」と打ち明けてくださったんです。
リモートワークの弊害で「他言語が聞こえづらい側面」にスポットが当てられたニュース記事等をあまり見たことがなかったですし、その方は日本語が流暢だと感じていたので、目から鱗でした。
今年はコロナの影響で商談が対面からオンライン主流に変わった会社が多く、母語以外で仕事している人にとっては(たとえその人がどんなに流暢にみえようと)、リモートワークでオンライン会議をすると、他言語をキャッチアップする分の負担がちょっと増えたことになるんです。
私は今までオンライン会議で日本語を分かりやすい発声で喋れていただろうか、言語の部分で気遣いできることが何かなかっただろうか・・・色々と振り返って反省しました。多様なバックグラウンドの方々と一緒に働く身として、オンラインではその点を考慮しながら仕事しようと身を以て感じた1日でした。
他言語によるコミュニケーションはより丁寧さが求められる
他にもオンラインの意思疎通で大失敗したことがありました。
とある取材内容に関する原稿の文字数について社内のネイティブライターに英語で伝えたところ、「その文字数は短すぎないですか?」とご指摘をいただいたんですが、自分的にはどこが短いのかさっぱり分からず「よくある文字数ですが・・・」と、お互いの会話は平行線に。私は「200文字の原稿を4回分書いてください(つまり200文字×4回=合計800文字)」とお願いしたつもりだったのに、「4回を通して200文字を書く(つまり50文字×4回=合計200文字)」と相手に伝わっていたようで、それぞれ別の認識でずっと話をしていたんです。
そりゃあその認識だったら取材内容に対して文字数が短すぎると思いますよね・・・と申し訳ない気持ちになり。その時はお互いの認識にズレがあることすら気づいていなかった。すぐに社内の第三者が入ってくださったおかげでズレに気がつき事態はおさまりましたが、あのまま双方の認識に齟齬が続いていたらと思うとゾッとしました。
(そもそも私が最初から英語で正確に伝えられていればよかったんですが)日本語だったらすぐ気がつくような間違いでも、英語だと会話の細かいズレを見逃しやすいので、日本語と比べてよりマメな認識合わせをしようと痛感した失敗でした。
まとめ
他言語のコミュニケーションがしにくいのは、電話口もオンラインも同じ。ほんのひと工夫することで、お互いが気持ちよく仕事したいものです。
*Twitter:
今年の漢字は「密」
— Mariko Shimada🗣️🌏️ (@MarikoShimada_) December 14, 2020
三密"3Cs"は英語で
・confined spaces
・crowds
・close-contact settings
'Mitsu': Kanji of the year sums up pandemic in Japan 2020 https://t.co/hokHbOhXXx
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