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マレーシアNewsClip:マレーシアの老後資金の話題(2022/9/26)

今日はCOCONUTS KLから
Get rich scheme: Save 1 million ringgit to retire comfortably
の話題です。

記事によるとマレーシア国民が50‐60代で退職する場合、余裕ある老後の資金に必要なのは100万リンギットだそうです。
現在(2022/9)のリンギット/円のレートが1リンギット約31円なので、
日本円にすると約3,100万円ほどになりますね。

記事の中ではマレーシア人は100万リンギットの貯蓄は可能か?という問題に触れています。
現在、EPF会員(マレーシアの積み立て年金制度)の約52%が1万リンギット以下、約27%が1,000リンギット以下の口座しか持っていないということで、100万リンギットというのは夢のような話かもしれないとも書かれていました。

マレーシアのEPF制度は会社と従業員がEPFに毎月拠出して積み立てていき、55歳、またはそれ以降に本人が仕事を退職した時には積み立てた金額の上に運用益が加算されて払い戻されることになっています。
標準的な納付率は、収入に応じて会社側は12%または13%、従業員は11%で、積立金の運用利回りには、2.5%の最低保障利率が付与されているそうです。(2019年度の配当率は5.45%だったとのこと)

記事の中では、近年の物価や不動産などの高騰なども含めEPF以外の資産形成も大事になっていくということが書かれていました。
また、マレーシアでは日本と同様に急速な高齢化も進んでいるそうです。


私はマレーシアでは外国人労働者なのでEPFには加入の義務はありませんが、加入することも可能です。
日本の年金も納めていますが、還元率や引き出しのタイミングの融通も利くEPFもかけておいたほうがいいかもしれないなと思いました。
(外国人労働者の場合は赴任が終了し、帰国する際、書類を提出することで積み立てた全額に配当が加算されて払い戻されるそうです)

老後資金の問題は世界共通かもしれません。

本日もお読みいただきありがとうございます。

From Malaysia

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