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断食中の大事な食べ物「デーツ」:2021年12月2日(デーツの日)
日本でもスーパーフードととして認知されているデーツ(ナツメヤシの実)ですが、マレーシアでは一般的に広く食べられています。
マレー語でデーツは「Kuruma(クルマ)」といって、お菓子や飲み物、パンなどに「Kuruma味」というジャンルもあるほど。
日本で「デーツ味」の食べ物というのはなかなか見かけませんね。
そして、特にデーツが食べられるのは、イスラム教の宗教行事であるラマダンの間です。
ラマダンでは日の出ている間は断食、つまり食べ物や飲み物を口にしてはいけません。
(ただこれも、宗教の解釈は人それぞれで、水はOKだったり、肉体労働をするひとはこっそり食べたりもしているようです。)
そんなラマダンの間、1日の断食が始まる日の出前、日が沈んで食べ物を口にしていい時間が訪れたときにデーツは食べるものとされています。
デーツは、栄養価に富んでいて腹持ちがよく日中の空腹感を抑え、また整腸作用もあるので空きっ腹にもぴったりというわけです。
また、ラマダンの間だけでなくデーツはスーパーマーケットやドライフルーツの専門店でいつでも購入できますので、私もマレーシアではデーツをよく食べるようになりました。
12月2日はデーツの日。12月の英単語「December」の頭文字のDと数字の2を組み合わせて「デー(D)ツ(two=2)」と読む語呂合わせから制定されました。
そして、制定したのは、広島では有名なお好みソースが有名なオタフクソース株式会社です。
実は甘みとコクを出す原材料として、デーツはおたふくのお好みソースに使われているとのこと。
なんと1975年、今から45年以上前にデーツとオタフクソースは出会ったそうです。
オタフクソースといえば、実家が中国地方の私にとってはとても身近なもので、調味料にデーツが使われていたことにはちょっとびっくりしました。
イスラム教の聖典コーランで、デーツは「神の与えた食物」とされています。
甘くておいしいデーツ、マレーシアに来てさらに好きになりました。
これからも栄養たっぷりの神の恵みを大切に食べていきたいですね。
本日もお読みくださりありがとうございます。
#おまけ
デーツにも色々ブランドや種類がありますが、おすすめのブランドはデーツクラウンです。実は食べやすくて、2粒も食べるとデーツの甘さで目が覚めるのか?疲労も回復していきます。
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