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マレーシアでの結婚:2021年11月6日(お見合い記念日)

マレーシアで人口の約6割を占めるイスラム教徒(ムスリム)の人たちの結婚は、とても早いことで知られています。

ムスリムの女性は女性同士、家族以外に髪の毛や肌の露出が禁止。
毎日気温が30℃以上のマレーシア、私は毎日半袖なのですが、ムスリムの女性たちは長袖の上着、下もロングスカートや足がすっぽり隠れるパンツスタイルで体のラインも出してはいけません。
おまけに頭もヒジャブと呼ばれるスカーフで全てを覆っているので見た目はとても暑そうです。

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ただ、最近では教えの解釈の仕方や個人や家族の信条によってファッションも変わっていきます。

実際に私の同僚のムスリム女性は体のラインの出るジーンズも履いていることもありますし、友人の1人はヒジャブも被らずホットパンツで堂々と出歩いています。

ヒジャブも被っていない友人曰く、「私は私でしょ!」とこれも個人の信条。かと思えば、家の決まりで伝統的な衣装の「バジュクロン」で毎日出勤してくる同僚もいます。

そんなイスラム教の教えでは、結婚前の男女が2人きりで過ごすことも禁止、手をつなぐことも許されておらず、 婚前交渉やキスももってのほかです。

グループ交際やスポーツなどで男女は知り合い、そこから結婚へと発展する場合が現代では多いとのことですが、やはり結婚するまでは一切触ってはいけないというのは他の宗教と比べると厳しい決まりですね。

私の同僚も、旦那さんとはマレーシアで大人気のバドミントンをきっかけに知り合ったそうです。彼女は30歳手前ですが最近3人目の子どもが生まれました。

マレーシアでは初婚年齢も平均が25.1歳と日本の平均30歳前後と比べても低くなっています。

男女の交際=結婚になるマレーシア。
好きになったら、相手のことをもっと知りたかったら結婚する、とてもシンプルなことです。

ただ、現代では直接2人きりで会わずともメッセージアプリやビデオ通話で宗教警察に見つかることなく、オンライン上で2人での時間を過ごすことができるようになっています。

今後もきっとまた時代の流れに沿ってムスリムの方々の結婚観も変わっていくのだろうな、と思いました。


11月6日はお見合い記念日。東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催されたことを記念して制定された日です。集団お見合いが開催されたのは1947年(昭和22年)のこと、今でいうお見合いパーティーですね。

私の両親もお見合い結婚でした。
当時は親せきの中にそういう世話を焼く人(仲人さん)がいて、その人が結婚適齢期の男女を紹介しあうという仕組み。
現代でいうマッチングアプリの代わりのようなものでしょうか。

2021年の調査では、日本ではお見合い結婚をする割合は13%ほどだそうです。結構多いことに少し驚きました。

調査の結果から、お見合いをするメリットの中に、こんな回答がありました。

互いに深く性格を知らずに一緒になったので毎日が新鮮。

生活を共にすると、自分と違っていることや相手の欠点だと思うことも見えてきてしまいます。

でも、それは自分と相手の「違い」であるだけで、それが欠点かどうかなんて、自分からしたらそうでも相手にとってはそうでないこともありますね。

毎日に発見があること、そして自分自身も成長していくこと、それも結婚という人生の経験の喜びかもしれません。

ムスリムの同僚も結婚して子どもたちに囲まれながらとても幸せそうです。

結婚観の価値観も多様化していますが、「結婚してから知る喜び」が沢山あることも1つの楽しみかもしれないですね。

本日も読んでくださりありがとうございます。

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