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遺言はだれのため?:2021年11月15日(いい遺言の日)

11月15日はいい遺言の日
「いい(11)い(1)ごん(5)」の語呂合わせで、りそな銀行が2006年に制定したそうです。
また、この日から11月22日(いい夫婦の日)までの1週間を「夫婦の遺言週間」とされています。

昨年他界した私の父ですが、父の遺言書は見つかっていません。
争いが起きるような財産も残していなかったので遺言書がなかったことは問題ないのですが、残されたもの側としてはやっぱりちょっぴり寂しい気持ちになりますね。

父の父である祖父は、遺言書の中に「3人兄弟仲良く助け合うように」というようなことが書かれていたそうです。

父の遺言書がなかったことを考えていると「読むお坊さんのお話」の中の言葉が目に留まりました。

遺言とは、遺す側に必要な言葉ではなく、遺された者に必要な言葉で、遺された者が出あっていかなくてはいけない言葉です。
臨終間際の言葉ではないのです。

遺言は、いつもその人が言っている言葉で自分の心に残るもの、自分の中で生き続けている一つ一つの言葉のことをいうというお話でした。

遺言というと、ドラマや小説から家やお金などの財産、跡取りをどうするかなどの申し送りのようなイメージが強くあります。
でも、そればかりではなくて、故人の言葉は全て遺言

もうすぐ父の命日です。
ちょうど父の命日は11月22日のいい夫婦の日。

父が私にどんな言葉を残してくれたかなぁ、と考えながら、命日までの日を過ごしていきたいと思います。


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