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「交渉べたの人へ」3つの処方箋(大川隆法著「幸福になれない症候群」より)

この記事をご覧くださり、誠にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生累計3500回の法話3100冊以上の著書の中から、人生を豊かにする智慧をご紹介しています!

今回ご紹介するのは、「『幸福になれない』症候群」の第4章交渉べたの人へ」です。

お悩みテーマ別に処方箋をご紹介するこの企画、様々な方にご好評いただいており、本当に感謝です。

「交渉べた」の人も、そうじゃない人も、円滑なコミュニケーションの秘訣として、ぜひご一読ください♪


「『幸福になれない』症候群」

『幸福になれない症候群』は、1998年に発刊され、25年もの間、多くの人の悩みを解決してきたベストセラーです。

「幸福になりたい」と思っているのにもかかわらず、なぜか「不幸になる」選択をしてしまう人のケースを研究し、その解決法を教えてくださっています。

夫婦・嫁姑・子育てなどの問題や、倒産・リストラ寸前の人など、さまざまな悩みを克服するための処方箋が示されています。

「幸福になれない症候群」第4章「交渉べたの人へ」では、どのような人が交渉下手なのかを分析し、そういった方々への処方箋が説かれています。

「交渉べたの人へ」

仕事をしていく上で、誰しもが一度は、交渉力について考えた事があると思います。

「交渉力」については正式に学校で習う機会も少なく、実際に社会に出てはじめて鍛えることになった、という方も多いかもしれませんね。

大川隆法先生は、実は商社時代、「ハードネゴシエイター」としても有名で、交渉の達人として数々の伝説を残されています。

そんな大川隆法先生だからこそ語れる「交渉力」について。

まず、仕事の面で「交渉が非常に下手だ」ということで悩む方は、やはり日本人には多くいらっしゃるようです。

特に、「優秀な成績で学校を卒業したものの、会社に入ってから、どうもいま一つ伸びない」という方の中には、「交渉が下手である」という問題を抱えている方が多い、と指摘されています。


交渉べたの人の特徴

交渉下手の人の特徴としては、次のようなタイプが挙げられています。

・「非常に緊張しやすい」タイプ
人前に出ると緊張し、自分を見失ってしまい、何が何だか分からなくなるタイプの方がいます。

・「人と議論することや、駆け引きが嫌い」なタイプ
そもそも、人との交渉が好きではなく、自分としては静かな世界で生きていたい、と思っている方がいます。

「自分の交渉に自信がない」タイプ
特に、「駆け引きをして失敗した」「商談で断られた」など、過去に何らかの失敗をした経験があるタイプ。

自分が積極的に出て挫折した経験があると、人間はどうしても消極的になり、失敗を恐れるようになります。

これらの特徴を乗り越えるための対象法として、3つの処方箋が説かれています。


処方箋①話の中身を確立する

第一の処方箋は、話の中身を確立するということです。

人と会って話をする前に、話す内容を整理しておくことが大事です。

相手が反論してきそうなところを予想し、自分が主張すべきことをリストアップして、しっかりと頭に入れておくことです。

話す内容さえあれば、人と話をすることは、それほど難しいことではありません。

その場の気分で話をしなければいけないということが、たいへん大きなプレッシャーになっていることが多いのです。

議論のへたな人、交渉のへたな人は、事前に話の中身をしっかりつくり、それを頭のなかで練習しておくことが必要なのです。

大川隆法著「幸福になれない症候群」より

話す内容の整理、大切ですね!

「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、苦手意識があるなら、なおさら事前に話す内容の整理をすること。

スピーチでは準備しても、交渉における準備はしていない方が多いのではないでしょうか。

意外と見落としがちな、基本の基本になります。


処方箋②相手に合わせて話をする

第二の処方箋は、相手に合わせて話をするということです。(中略)

自分の交渉術に自信をつけるためには、どうすればよいのでしょうか。

結局、相手が見えることが何よりも大事です。

相手の人物が分かり、相手の考えていることが分かる」ということが大切なポイントなのです。

ところが、交渉中に、自分の言っていることに夢中になってしまうタイプの人は、相手の反応をまったく見ようとしません。

相手が不愉快になって、たばこをくゆらせたり、足をゆすったり、灰皿を動かしたりしていても、それに気がつかず、自分の話に自己陶酔している人がけっこういるものです。

こうしたタイプは、営業マンには向きません。

営業マニュアルを丸暗記し、どの客に対しても同じ口上をくり返すため、結局断られることになるのです。

こうした人は、いわゆる対機説法型の勉強が大事です。 

認識力を上げるために、しっかりと人間観察をすることです。

だれかと交渉するたび、人間学を学んでいると思って、相手をよく観察し、「このタイプの人間は、こうした考え方をする。このように言うと、こうした返事が返ってくる」ということを勉強しなくてはなりません。

いろいろな人間を見て認識力を高めれば、相手に合わせて話をすることができるようになります。

相手によって交渉の運び方は違ってきます。

交渉をすべて自分の考えるとおりに進められると思うのは大間違いです。

押したり引いたりしながら、相手のパターンに合わせて考えていかなくてはならないのです。

大川隆法著「幸福になれない症候群」より

う~ん、厳しいお言葉です。

相手に合わせた話ができているか、これは私も永遠に悩んでいるところかもしれません。

「交渉中に、自分の言っていることに夢中になってしまうタイプの人は、相手の反応をまったく見ようとしていない」

という言葉も刺さりますね💦

「交渉」というと自分が強いイメージですが、本物の交渉力のある方は、幅広いタイプの方への理解力を持っているということですね。

まずは相手を観察するところから、でしょうか。


処方箋③プライベートな悩みを解決する

第三の処方箋は、個人的な問題を解決するということです。

交渉べたに悩むあなたは、私生活に自信がないのではありませんか。(中略)

「公」と「私」は別なものではありますが、「私」の部分が弱いと、どうしても「公」のほうに響いてくるものなので、「どうすれば、プライベートな悩みをいち早く解決できるか」ということを考えなくてはなりません

自分の家で家庭内暴力が起きているのに、営業マンとしてバリバリと仕事ができるということは、おそらくないでしょう。

家庭の悩みは仕事に影響してくるものなのです。

したがって、この際、思い切って家庭の悩みを解決することが必要です。

そうしないと、家庭だけでなく仕事もうまくいかず、その両方が悩みになるので、まず家庭の問題を片づけることです。

大川隆法著「幸福になれない症候群」より

確かに、悩みがある時って、なかなか自分に自信が持てない気がします。

交渉力を存分に発揮するには、まずは私生活を万全に整えることから。

この視点はとても斬新ですね。

私生活の悩みをなくす、という意味で、離婚して引きずっているタイプや、いつまでたっても結婚しないタイプには、しかるべき方を見つけて、いち早く家庭を安定させる、という方法もあるそうです。


交渉力は人間としての強さ

結局、交渉力は人間としての強さです。

自信です。粘りです。

これがなければ、道は開けないのです。(中略)

自分に自信を持ち、もっとバイタリティーあふれる行動がとれるように、自分自身の再構築、補修作業を行うことが必要です。

自分の内をしっかりと固め、知力を振り絞って、力強く交渉にあたることです。

そうすれば、必ず道は開けます。

大川隆法著「幸福になれない症候群」より

自分に自信を持つこと。

自分に自信が持てないならば、自分の内をしっかり固めること。

家庭問題など、個人的な悩みを解決すること。

知力を絞って、話したいポイントとしっかりとまとめ、相手の考え方を理解しようとすること。

これらはすべて、人間力を高めるためのポイントである、と感じました。


〈まとめ〉

いかがでしたでしょうか?

今回のポイントをまとめておきましょう。

【交渉べたの人の特徴】
・「非常に緊張しやすい」タイプ
・「人と議論することや、駆け引きが嫌い」なタイプ
・「自分に自信がない」タイプ

【「交渉べたの人へ」処方箋】
①話の中身を確立する
②相手に合わせて話をする
③プライベートな悩みを解決する

☆交渉力は人間としての強さ

自分の内側をしっかりと固めて自信を持ち、知力を絞り、粘り強く交渉にあたること!

私自身も、自分の内側をきちっと固めることで正当な自信を持ち、力強い言葉を発して生きたい、と改めて決意しました。

読んで下さったみなさんも、自己分析をしっかりとして、人間としての強さである「交渉力」を身につけていきましょう♪

最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。


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