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赤ちゃんは奇跡

10年ぐらい続いている同級生のライングループがあります。8人皆子持ち主婦。境遇がよく似ているせいもあり和やかに続いています。メンバーは同じ年ですが子どもの年齢は29歳から17歳くらいまでの幅があり、当然男女混合。ずっと育児や受験のハラハラをお互い見守りつつ乗り越えてきましたがとうとう初めてその中の子どもに赤ちゃんが生まれました!

メンバーの盛り上がりのメッセージときたら大騒ぎでお祝いのシャワーが止まりません。皆50代半ば。生命の誕生がどれほど尊いか、知っているから。

自分が当事者のママになるときはそこまで考える余裕がありませんでした。何しろ経験したことのないカラダの変化やお母さんになってやっていけるかの不安、なによりも出産の恐怖で押しつぶされそうになっていました。

今回は友人の息子さんの子どもですから頑張ったのはそのお嫁さん。その新しいママのおかげで私たち全員がこんなに幸せな気分になれたのです。

赤ちゃんは小さな奇跡。この世に生まれた男女から小さな小さな手や足やそのたった3キロ50センチの体の中にこれから生えてくる歯や死ぬまで動き続ける心臓や言語を習得できる脳や排せつできる機能などすべて備わって生まれてくるなんて、神秘としか言いようがありません。

先日別の友人は「恋は病気の一つ」と言っていました。その「病気」からこんな素敵な命が生み出されたのでしょうか。その恋ができるだけ冷めませんように。お父さん、お母さんがずっと仲良くできますように。

友人によると出産のとき息子さんは職場を離れられず、ご実家も間に合わなかったのか友人が立ち会う流れになったそう。お嫁さんは大変苦しそうでかわいそうだったということです。その場に新米パパさんがいたらどうだったのでしょう。お母さんは自覚が生まれやすいけれどもお父さんはそうでもないと友人は心配していました。。

子どもが懐くのに一番重要なのは時間ではないかと思います。お母さんと一緒にいる時間が長いから子どもはお母さんに懐きお母さん思いになる。お父さんもできるだけ長く子どもと時間を共有すればきっと子どもはもっとお父さんに懐くと思います。いつも子どもが寝てから帰って週末はお父さんが寝てばかり、というのではまるでよそのおじさんの立ち位置。こんな宝物がお家にやってきたら出来るだけ子どもと過ごす時間をもってほしいなぁ。

ずいぶん前から欧米では夫婦の仲が破綻したらさっさと解消して次のカップルができるのが当たり前になっているようです。そして日本でも離婚率が上がってきていると聞きます。結婚してすぐや、子どもが巣立ってからの離婚は巻き込まれる人が少ないでしょうけど子どもを育てている間はなんとか協力して夫婦関係を維持できたらいいなあと願います

コロナの影響もありまた生まれてくる子の数が5%くらい減っていると今朝の新聞にも書いてありました。そんな中で親しい友からの嬉しいニュースに沸きたったできごとでした。

そして忘れてはいけないのが私たち一人一人がかつては奇跡の赤ちゃんだったことです。生まれてからの日々を毎日こうして生きていることが奇跡そのものだと思います。100歳まで生きても36500日しかありません。今日を大切に過ごしたいと改めて思うのでした。

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