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ベートーベン ピアノソナタ10番1楽章、やっと最後まで聴いていただけました

大人ピアノを習っていて、次どの曲を弾こうかなとあれこれ迷うのはなんともあめちゃんをころころ舐めているような楽しさがあります。何しろ世界は魅力的な曲で溢れている、クラッシックだけでも。

いつか弾いてみたい曲はスマホにリストを作ってありますが、自分の実力との相談が必要。なんとか弾けることと弾きこなすことの間には大きな溝があります。レッスンに行くならちゃんと弾けるようになりたい。さて次はどれを教わろうか。

いつか弾きたい曲にベートーベン の悲愴1楽章があることは先生にお伝え済みで、それなら初期の易しめのソナタをどれか選んでみたら?とアドバイスをいただきました。あ、娘が弾いていた可愛い曲があったわ!

楽譜を開いて10番だったとわかり小躍しそうになりました。練習しているのを聞いていた頃の幸せな時間が蘇ってきて、まさか8年後に私自身が取り組むことになるなんて、と。

確か10月ごろに譜読みから始めたのですが正直ここまで丁寧にご指導いただけるとは想像していなくて、毎回毎回最初の1小節から。一段進むのもやっとで細かい…自分では弾けてるつもりなのに先生には全く通用しなくて右手ができたら左手。先週などは前回より後退したと言われてしょんぼり。

それでも大好きな曲なので毎日毎日練習して、フォルテの部分はあんまりご近所迷惑だろうとレンタルスタジオに弾きに行って。右手三連符左手八分音符のようなところには本当に苦労しました、というかいまだに完成してはいません。

レガート一つも美しく弾くのは細心の注意が必要。全神経を集中させます。フォルテのスタッカートで鍵盤を奥深く、しかも遅れないように何段も弾き続けるところは体力も必要。

よくご注意受けるのはトリルという小さな飾りの音が主張しすぎるということ。もっと力を抜きたいのに音が出ないことを恐れてきちんと弾きすぎる…ここはきちんとじゃなくて。

最も難しいのは繋ぎ目。繋ぎ目でどうしてもスピードが落ちてしまって不自然にゆっくりになるのです。指遣いも難しくて取り出し練習してきてね、といつもアドバイス頂きます。

趣味で弾いてるんだからそんなに細かく言っていただがなくていいです、なんて言葉も飲み込み頑張りました。動画でかの若手の星、亀井星矢さんが仲道郁代さんからベートーベン ソナタのレッスンを受けているのを拝見したらまさしく全然先に行かせてもらえないのです。プロでもそうなのだと思うとまたファイトが湧いてきました。

娘が習っていた時は苦もなく仕上げていたような気がしたのですが、4歳から初めて13歳頃に弾いたとしても9年も基礎があってのこと。それを思い出すと今自分の実力でこの曲に取り組むのが簡単ではないことも理解できました。

昨日のレッスンでようやく最後まで聴いていただくことができて、後半たくさん課題を見つけて帰ってきました。
「言ったことが全部修正されてて、頑張ってますね。ぽんと階段を上がったように今日は弾けましたね。」

とピアノには厳しい先生のお言葉。はぁ、よかったよかった。

昨日はちょうど10回分のお月謝をお渡しする日でした。お稽古事には新札でお礼を包みたい私。毎回金融機関に出向くのもと思い先払いでお願いしています。現金をあまり使わなくなりましたが個人レッスンやお年玉はやっぱり現金やっぱり新札。先生も喜んでくださいました。

私のピアノ旅はまだまだ続きそうです。長々最後まで読んでいただきありがとうございました!

今日は土曜日ですね。どうぞ皆様も良い週末をお過ごしください。

練習後のご褒美

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