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【読書】最近こんな本読んでます

電子書籍の時代と分かっていても本屋さんに行くのはやっぱり楽しみ。肩の凝らない本を読みたくなって3冊買ってみた。

まずは女優、中谷美紀さんの『オーストリア滞在記』


中谷さんのご著書はインド旅行記も大変充実していたので迷わず手に取った。462ページにもわたるコロナ禍での2ヶ月の日記だがその内容は単なる日記というには素晴らしすぎる。

2016年にご結婚されたビオラ奏者のご主人様との日常を美文で綴られていて食のこと、ガーデニングのこと、音楽のこと、Jというご主人のお嬢さんとの時間やドイツ語学習のことなど濃密に伝えられる。

何しろ糖質制限のアレルギーに配慮しながらも召し上がるものがフレッシュで美味しそう。時間の使い方がとても丁寧で感性が研ぎ澄まさせていることが行間から読み取れる。細やかな目線で見ると誰しも平等に与えられた24時間がこのように映るのだというのがいちいち感心するばかり。

2冊目は気になっていた瞑想についての本を買ってみた。

この本を買ってから毎朝の15分を目標に瞑想にチャレンジ中。暗くて静かな部屋で胡座で、軽く目を閉じて、胸式呼吸、腹式呼吸に次いで15分。
邪念が来てもそれが普通なのでまた頭を空っぽに。押し寄せてくる、今日しないといけないこと、食べたいもの、気がかりなことなどとの戦いだ。それを追いやって呼吸に集中するように意識する。

その難しいことときたら。しかも15分は長い…無理のない程度に取り組んでいるところ。頭はゴミでいっぱいなのでこれですっきりさせたい。

3冊目は瀬尾まいこさんの小説『強運の持ち主』。この日は結局女性の著者のものばかり選んだことになる。初の瀬尾作品は表紙も可愛く中身も随分乙女チックかも。占い師をなりわいとしている若い女性が主人公で、迷えるお客をいい気分にして帰すことをモットーに集客に成功。それを取り巻く略奪した夫や大阪弁の大学生やアシスタントなどどのキャラクターも楽しくて、脳内ドラマ化をして楽しんだ。日頃小説を読まない娘にもストライクの本だったようだ。

一応時代についていきたくてKindleにも入ってunlimitedで『運転者』を読んでいるところ。運を転がす人らしい。ギブアップしないで読了を目指そう。なんだか紙の本の方が読書している気になるのは私だけではないと思うんだけどな。過渡期はどのくらい続くのだろう。

一週間がまだまだ終わりました。皆様お疲れ様でした。ゆっくりおやすみください。

六本木の夜景

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