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mari & casa
2016年2月22日 18:36
noteのための記事をひとつ書いた。記事に書いた内容に沿って、行動をはじめた。すると、その行動の中に、出来事が現れ始めた。私はそれを、「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著(角川文庫)の中にあるような、noteの神様からの「兆し」と見立て始め、そして兆しを追い始めた。noteの神様から、そっと差し出される、兆しを追う物語 ――――。という体裁がようやく判明しつつある、この連載。続
2016年2月25日 23:59
そのパウンドケーキと出会ったのは、釧路川のカヌーの上だった。2015年7月。初めての北海道、初めての釧路、初めての川カヌー。そのカヌーツアーは、友人が企画し、誘ってくれた。とにかく、そのツアーガイドである「がってん」氏に会わせたいという友人の誘いだった。転職と引越しが多い人生ゆえに、人生そのものが旅のようだという言い訳で、旅そのものは、あまりしない。のだが、このツアーは、話を
2016年2月16日 10:21
定点観測の本に感動したのは約20年前です。それは、いくつかの定点から街の変遷を撮り続けた写真集でした。動かない定点。動いていく風景。積み重なった記録に、圧倒的な時間を感じました。何十年分もありましたから、その間に詰まった情報は膨大でした。どれだけでも思いをはせることできました。小説で言うなら、「行間を読む」の行間に当たる部分の奥行きはどこまでもある。しばらく、読後の余韻が