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独り易学研究会

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星マリアの怪しい独り易学研究会の様子や動画にてイーチンのお話、また、生意気にも弟子ができましたので、師弟問答録等を記録として残そうと思います。 有料ページも含まれます。イーチンの…
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#エッセイ

易占道具との不思議なご縁

易占道具との不思議なご縁

私も一応、占い師、というか易者の端くれなので、イベントや研究会などの際には筮竹類を持ち歩いていますが、皆さま、私の易占道具を見ると、とても驚かれるのです。特に1尺5寸のとても長く大きな筮竹と、古めかしい筮筒をご覧になられた方から

「おじいさまか何方かも易者さんだったのですか?」

「年季が入って味わい深いですね!いつ頃から使っていらっしゃるの?」

と、訊ねられることも多く、矢張り私には分不相応

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山火賁 雑感

山火賁 雑感

六十四卦の部屋マガジンの文字数は、20年以上昔作成当初はひとつの卦につき凡そ5000〜6000文字くらいだったのが、このところ平均1万5千字前後、本日山火賁の加筆訂正をしていましたら2万字に迫る勢いに💧 まだまだ半分も解説できていないので、最終的にはとってもボリューミーな内容になるのではと想像します💦

で、賁の卦に関しましてのコラムとしまして、9年前46歳の頃、思う事を書かせて頂いたものも既

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黄 小娥 先生

黄 小娥 先生

『ナゾの美人。
まったくつかみどころがない。
いつ生まれて、どこで育ったか、誰も知らない。
日本人だという人もある。
中国人だという人もいる。
チベット人だという噂さえある。
親もなく夫もいない。もちろん子もいない。
たった一人ぼっちだ。 〜〜〜中略〜〜〜
わかっていることは、彼女の占いがものすごく当たるということだけだ。』

これは 黄 小娥 先生の著書『易入門 自分で自分の運命を開く法』光

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一陽来復 ~ 冬至占

一陽来復 ~ 冬至占

早いもので本日は冬至ですね。 

冬至は 『一陽来復』 ともいいます。易経では『地雷復』。
陰ばかりの中に陽がひとつだけ戻ってきたカタチ。陰が窮まり陽となる・・・ということを冬至にあてはめたのですね。 
今までどんどん日が短くなっていましたのに、冬至を境に今度は少しずつ日照時間が長くなって行き、再び太陽光が戻って来る日という事で、これからは陽気を取り戻して行きます。

そんな冬至の日は、新しく来る

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一陽来復 ~ 冬至占

一陽来復 ~ 冬至占

早いもので本日は冬至ですね。 

冬至は 『一陽来復』 ともいいます。易経では『地雷復』。
陰ばかりの中に陽がひとつだけ戻ってきたカタチ。陰が窮まり陽となる・・・ということを冬至にあてはめたのですね。 
今までどんどん日が短くなっていましたのに、冬至を境に今度は少しずつ日照時間が長くなって行き、再び太陽光が戻って来る日という事で、これからは陽気を取り戻して行きます。

そんな冬至の日は、新しく来る

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天・果たして何を祐くるや 〜 火天大有

天・果たして何を祐くるや 〜 火天大有



易経、火天大有の卦に関しまして、心より敬愛します、加藤大岳先生が易学研究 昭和41年1月号 の、「天・果たして何を祐くるや」という コラムにて

『~ 私は其のような「神」に対して願を掛けても、それが許容されるとは信じないくせに、凡庸な愚かさのために違いないが、我が身の上は兎も角として、妻子や、親しい門下や、一つの道を奉ずる同学、そして嘗ては親しく愛とおしみあいながら、今は消息も絶えている旧知

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火地晋



晋の卦を見ていると 『努力』『希望』 という言葉を連想します。

人生は 土(坤)

決して美しくも清らかでも、光輝くものでもなく

土を美しいもの(離)に変えるのは「自身」の「生き方」次第

努力を怠らず耕し、希望を持って種を植え、水をやり、丁寧に生きる

苦境は肥料

さて

貴方の人生にはどのような花を咲かせられるでしょう?

そして周囲にどのような実を分け与えられるでしょう?

独り易学研究会 失せ物占 失った物指しの行方に風火家人の風雷益に之く卦(家人の三爻)

独り易学研究会 失せ物占 失った物指しの行方に風火家人の風雷益に之く卦(家人の三爻)

さてさて、本日はと〜〜っても古い、今から77年前の、昭和16年6月の易学研究、筮占録より加藤久幸先生の易占例について考えて行きましょう。

加藤先生のご友人、Y氏が

「又一円20銭損しちゃった。」

と、言いながら、加藤先生のいる事務所へ入ってきたので

「如何したのですか?」

と、訊いてみると、仕事用にいつも胸ポケットに差し込んである筈の、鋼鐵製の物指しを失くしてしまったと云うので、筮しまし

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『今氏易學史』とのご縁✨

『今氏易學史』とのご縁✨

日々40℃の暑さの中、外出する気力もなく、かといって食材等は買いに行かねばならず(一応主婦の身)、某大型スーパーへ車を走らせる途中、ふと、時折立ち寄る古本屋さんに寄ってみました。
そこは今から15年程前、ふらりと立ち寄った時に、何と、若い頃からずっと欲しいと思っていました昭和16年頃から昭和の終わり迄の、紀元書房で毎月発行されていた「易学研究」と出会った古本屋さんでした。これは何かのご縁!と思い、

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独り易学研究会 組合理事長からの電報に 風天小畜の巽為風に之く卦

独り易学研究会 組合理事長からの電報に 風天小畜の巽為風に之く卦

さてさて、本日はと〜〜っても古い、今から77年前の昭和16年9月、易学研究より、無名の易者Nさんの易占例について考えて行きましょう。

今のように携帯電話は勿論の事、固定電話もあまり普及していなかった時代です。連絡を取る手段といえば、お手紙か、緊急でしたら電報、という手段しかないですよね。そのような中、5月早々のある日の事、山陽地方にお住いの、組合理事長さんから、その日の○時○分三宮駅着の汽車に乗

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一陽来復 ~ 冬至占

一陽来復 ~ 冬至占

早いもので本日は冬至ですね。 

冬至は 『一陽来復』 ともいいます。易経では『地雷復』。
陰ばかりの中に陽がひとつだけ戻ってきたカタチ。陰が窮まり陽となる・・・ということを冬至にあてはめたのですね。 
今までどんどん日が短くなっていましたのに、冬至を境に今度は少しずつ日照時間が長くなって行き、再び太陽光が戻って来る日という事で、これからは陽気を取り戻して行きます。

そんな冬至の日は、新しく来る

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六十四卦の部屋マガジン、再び乾為天から加筆訂正4回目開始☆

六十四卦の部屋マガジン、再び乾為天から加筆訂正4回目開始☆

去年、8月20日に、六十四卦の部屋マガジンに彖伝、象伝の解説を追加開始と題しまして、HPの引越しを機に、HPマリアの占い館から、六十四卦の部屋マガジンをUP致しましたところ、六十四卦の部屋ノートやマガジンをご購入下さる方が、予想以上に多くいらっしゃり、未だにご購入下さる方も多く、驚きと共に感謝の気持ちでいっぱいです!ご購入下さいました皆様、本当に、本当に、本当にありがとうございます。(嬉涙) 
H

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一陰一陽、これを道と謂う (易経 繫辞上伝より)

一陰一陽、これを道と謂う (易経 繫辞上伝より)

易の世界では、物事には必ず陰と陽があり、例えば表(陽)があれば、裏(陰)があり、昼(陽)があれば夜(陰)があり、動(陽)があれば静(陰)があり、男性(陽)があれば女性(陰)がある、とします。

若い頃、易経を学び始めた頃は何故、女性は陰なのか、陽気で活発な女性もいるのに、日陰の身なのか、男に負けているというのか、と、勝気な私は不満に思いました。
ですが、女性には女性の特性、役割があり、男性には男性

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