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【読書】自分を理解するのに役立った~『【HSPチェックリスト付き】鈍感な世界に生きる 敏感な人たち(心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)』(イルセ・サン著、枇谷玲子訳)~
アマゾンのPrime Readingを利用して読んだ7冊目にあたります。生徒をはじめ、周囲にHSP的な人が増えているなーと思い、読んでみました。なおこの記事は、読み終わってから数ヶ月経ってから書いております(^-^;
↑kindle版
冒頭の「HSPチェックリスト」をやって、驚きました。60以上でHSPである可能性があるのですが、私は88点でした。「数字が大きければ大きいほど、敏感」(p.7)ということでなので、私自身がHSPの可能性ありですね。まぁ最大の数字は140ということなので、そこまでではないということだし、何よりも「テストを受けた日の気分によって結果は変わ」(p.7)るということなので、今やったら、また変わる(数字が増えるという意味でも、減るという意味でも)でしょう。
そんなわけで結果的に、他者というより自分自身を理解する観点で、読み進めることになりました。
以下、備忘録代わりに印象に残ったところを書いておきます。
エレインは、HSPとはさまざまな特徴が複雑に合わさった人たちである、 としています。たとえば、「良心的」「創造的」「インスピレーションを 得やすい」「影響を受けやすい」「感情移入しやすい」など。これらの特徴 は、人生に不都合をもたらすおそれがありますが、その反対に、創造力や 共感力、親しみなどを生む源にもなりえます。平穏な環境ではほかの人より 幸福を感じやすいということは見過ごされてしまっているのです。その証拠 に、HSPは環境が整っていない状況下では困難に見舞われますが、一方 で、適切な環境下では、HSPでない人たちよりも、その環境を楽しめる
当てはまる気がします。
HSPは共感力が高いがゆえ、ほかの人たちの気持ちを敏感に感じ取り、 それに左右されます。相手の苦しみをひとごとと捉えることができ ず、家 に帰ってからも仕事のことが頭から離れません。人と関わる仕事をするH SPは、自分自身を十分にいたわる必要があり ます。
気を付けなければ。
相手の問題に首を突っ込み、どうにかしようとするのがよいか悪いかは、 状況次第です。ただし気をつけてほしいのは、HSPの人は、悪い雰囲気 に大いに影響され、神経のバランスを崩して、気に病まずにいられないところです。
私は何か自分に出来ることがあればと、お節介になりがちなんですよね。もっとも、何でもかんでも手助けするわけではありません。何もしないことも、もちろん多いです。でもそれはそれで、何か出来たのではと、後から気に病むことも少なからずあります。
私はよくHSPから、ほかの人の言葉が攻撃的だったり、配慮を欠いたり していて、ショックを受けたという話を聞きます。まるでほかの人たちも 自分と同じように、あらゆることを熟考し、配慮するものと思っているかの ように。でも実際、ほかの人たちはたいてい、そんなことはしていないの です。
私、メールを書いたりするのに、結構時間がかかるんですよね。「この表現は失礼ではないか」とか、いろいろ気にしてしまうんので。でも「ほかの人たちはたいてい、そんなことはしていない」という指摘に、ちょっと気が楽になりました。
私が声を大にして言いたいのは、HSPが必ずしも細やかで、誠実で、共感 力があるわけではない、ということです。本来は誠実なのですが、私たち は刺激を受けすぎると、心に余裕がなくなって配慮を欠き、一緒にいづらい 人になってしまいます。
ははは。思い当たる節、ありますねぇ。
ユングによると、内向的な人とは、「 物質的な世界よりも、内面世界に関心のある人」です。でも、これはその人が自分自身の内面世界にしか興味 がないということではありません。ほかの人の内面世界にだって興味がある のです。
たわいもない雑談をするときは緊張しますが、共通の関心を持つ相手と1対1もしくは少人数で、深い会話をする際には喜んで加わります。大人数の輪に入るよりも、比較的気をつかわなくて済む、少人数の集まりの方を好む傾向があります。
その通り!
特定のタイプに自分が当てはまると気づくと、自らを型にはめてしまいます。そしてそれに縛られ、自分が成長したり、変わることもできるという事実が頭からすっかり抜け落ちてしまいます。
タイプ分けは、人間が人それぞれ異なるということに気づくためのものです。
これは心に留めておくべきことですね。
多くのHSPは怒りが絶頂に達したとき、その怒りを露わにした結果、いい目に遭ったためしがなく、自分自身の怒りに大いに振り回されてきたことでしょう。
はい、その通りです。客観的に見て怒って当然のことで怒っても、結局身を蝕まれるのは自分自身なんですよね。だから怒りが絶頂に達しないよう、小さいうちに吐き出すようにしています。
怒りというものは、傷つきそうな感情を隠すために表出することが多いものです。(中略)
さらに怒りの根底には、満たされなかった期待や要求が潜んでいます。
これはまた自分自身の怒りにも当てはまります。自分の共感力を、怒りの正体を探ることに用いてみてください。自らの望みを言葉に出すことができるようになるかもしれません。
望みに寄り添うことで、怒りは軽減されます。
なるほど~。
「~すべき」というのは、さまざまなことを道徳化する際に、用いられる言葉です。その言葉で、自分自身や他の人を道徳化できます。(中略)
HSPは、他の人よりも自分自身のことを道徳化する傾向があるでしょう。自分自身が設けた基準を満たせなくて自分を攻撃するのは悪い習慣です。(中略)
自分自身に対し、こんな風にネガティブな審判を下すことで、必要以上に重荷を背負いこんでしまうことがあります。その結果、過度に刺激を受け、疲弊してしまいます。
思い当たる節、ありますねぇ。
HSPの人は、断り上手になることが大事です。
自分はどこまでなら耐えられるのか、境界線を引いておき、それを越えそうな時は「NO」と言うのです。(中略)
境界線を引けないと、毎日自分の限界に達するまで過剰な刺激を受けることになります。それは限界点の低いHSPにとって辛いことです。タフな人にとってはささいなことでも、HSPにはトラブルの種になりえるのです。
なるほどと思う反面、境界線を引くことで起きるトラブルもあるわけなんですよね(ため息)。
HSPの多くが、水に惹かれます。
飲むのにも、お風呂にして入るのにも、泳ぐのにも、よい効用があるのです。
はい、水に惹かれます~。
上記の通り、読了後数ヶ月経って記事を書いたので、「しおり」をしたところだけ読み返すことになったのですが、改めて自分はHSPだ(少なくともその傾向はある)なぁと思いました。この本に書いてあることを参考に、上手に生きていきたいと思います。
見出し画像は、最近流行りの花手水です。1月に撮ったものなので、ちょっと季節外れですが(^-^;
↑ソフトカバー版
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