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おすすめの非常食 モンベル「リゾッタ」

筆者の家では恥ずかしながら、これまで災害に備えた非常持ち出し品を整備できていなかったのですが、最近の自然災害の増加を受けて、ようやく着手することにしました。
まずは、非常持ち出し品の中でも、特に選び方が難しい非常食から準備を始めることにしました。
今回は、実際に試してみた非常食について、調理の手間や携行性など、災害時の実用性をレビューしたいと思います。


モンベル リゾッタシリーズ

今回レビューするのは、アウトドアブランドのモンベル(mont•bell)が出している「リゾッタ」シリーズです。
アウトドア用食品となっていますが、一般的な非常食と比べても遜色なく長期保存が可能で、あらゆる環境での食事に適した工夫が凝らされています。
また、カレーやサーモンチーズ、ビビンバなど10種類の多様な味展開があるのも魅力的です。

実際に筆者の家でも購入してみました。
和風、洋風、イタリアン、韓国風と多様なラインナップが嬉しい。

選んだ理由

筆者がモンベルの非常食を選んだ理由は、主に以下の2点です。

  1. 海外渡航時の携行食としても使用可能

  2. モンベル商品の実用性と高コストパフォーマンスへの信頼

1点目については、非常食の検討時期が推し活での韓国旅行の計画時期と重なったことが背景にあります。
タイトなスケジュールで、食事の確保に不安があったため、日本から携行食を持参することを考えていました。そのため、軽量で持ち運びやすく、かつ主食として満足度の高い非常食を探していました。

2点目に関しては、筆者が以前からモンベル製品の高い機能性とリーズナブルな価格に魅力を感じ、様々なアイテムを日常的に愛用していたことが挙げられます。
そのため、モンベルであれば登山用フードとしても品質の高い非常食を提供しているのではないかと考え、調査した結果、この商品にたどり着きました。

主な特長と利点

このモンベルの非常食には、以下のような優れた特徴があります。
それぞれの詳細について説明していきます。


・非常に軽量で持ち運びやすい
・調理が短時間で済み、水のみでも可能
調理なしでも食べられる
ボリュームがある
袋のまま食べられる
賞味期限が長い(5年6ヶ月)


【非常に軽量で持ち運びやすい】

内容量:85g に対して、お湯or水を加えた出来上がり量:260g
製品の袋を含めた重さ:93~99g(実測値)
となっており、非常に軽量で携行性に優れていることが分かります。

炊き立てのご飯を凍らせて真空乾燥させるフリーズドライ製法を用いることで、非常食の定番であるアルファ米より含水率を低く抑え、軽量化が実現できているとのことです。

~フリーズドライ米ができるまで~
まず食品をマイナス30~40℃の状態におき、食品内部の水分を凍結させます。そのあと真空状態にして減圧。気圧が下がると、固体状態の水分が液体を経ずに気体となる「昇華」という現象が起こります。こうして水分が失われて内側に隙間ができたお米は、熱湯を注ぐと瞬時に水分を吸収して短時間でもどり、すぐに温かいご飯を食べることができるのです。

モンベル公式HPより https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1324507

【調理が短時間で済み、水のみでも可能】

リゾッタの調理時間は、熱湯:3分 水:5分 となっており、
一般的なアルファ米の、熱湯:15分 水:60分 と比べるとかなり短時間で調理出来ることが分かります。
災害時、お湯が使えない場面でも、水で5分で調理出来るのはかなり助かるのではないかと思います。

【調理なしでも食べられる】

大前提として、リゾッタはお湯で調理するのが一番美味しく食べられるのですが、そのままの状態でもサクサクとした食感でスナック感覚で食べることが出来ます。
お湯、水、水無し、の3パターンで食べることが出来るので、災害時のあらゆる環境に対応でき、非常食として大変優れていると思います。

【ボリュームがある】

リゾッタの調理後の出来上がり量は260gなのですが、
米1合を炊いたら約330gなので、約0.8合分のボリュームがあります。
お茶碗1杯が約0.4~0.5合なので、お茶碗大盛り1杯分はあることが分かります。
筆者が実際食べてみた所、1人で食べるには多すぎるくらいだったのですが、災害時家族で分け合うことを考えれば、ボリュームが多いのは利点と考えられます。

【袋のまま食べられる】

袋の底部を広げることで自立するので、容器に移さなくてもそのままお湯を注いで、袋のまま食べることが出来ます。
ただしスプーンは付いていないので、忘れずに携行する必要があります。

同じくモンベルで、リゾッタが温かいまま食べられる保温カバーも出ています。お湯を入れた直後も持ちやすくなるので、テーブルなどが無い環境で食べるのにも便利そうです。

【賞味期限が長い】

リゾッタの賞味期限は5年6ヶ月となっており、一般的な非常食と同じように保存が効きます。アルファ米の賞味期限は大体5年ほどですので、それらの商品と比べても遜色なく、長期保存が可能です。

まとめ

ここまでおすすめの非常食として、モンベルのリゾッタシリーズの特長を紹介してきました。
リゾッタは、災害時の非常食としての役割を十分に果たすだけでなく、日常的な携行食やアウトドア活動時の食事としても活用できる、多機能性が非常に魅力的な商品だと思いました。

最後に、コスパについて少しだけ書いておきます。
リゾッタには、490円と530円の商品があり、1食分としては少し高いような気もしますが、
アルファ米の非常食でメジャーな尾西食品のドライカレーと、カレーリゾッタの価格を比較してみると、

モンベル カレーリゾッタ:出来上がり量260g 価格490円(188円/100g)
尾西のドライカレー:出来上がり量210g 価格410円(195円/100g)

となり、100gあたりの価格で考えると、リゾッタが非常食として特別高いという訳ではないことが分かります。

携行性の高さや調理時間の短さなど、非常食としての高い機能性を考えると、十分にコストパフォーマンスの高い製品だと思います!

こちらの記事が非常食の購入を検討している方の参考に少しでもなりましたら幸いです。

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