羽生結弦さんの”入籍”に思うこと~ゲイ的視点~
8月4日、夜11時11分、フィギュアスケーターの羽生結弦さんが公式X(旧Twitter)にて、自身の「入籍」を発表した。
「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」とはじまるものの、入籍に関する情報はThat’s all。
以降は、フィギュアスケートへの想い、ファンの皆さんへの感謝の言葉が続く。
ネット上では、好意的な意見がならぶ。それはアタシも同じ。
人生のパートナーと、益々充実した人生を送っていかれるんだろうな~と想像する。
お相手の方について、男性とも女性とも書かれていないのでゲイのアタシの頭にまず浮かんだのは「お相手は男性・女性どちらなんだろう」ということ。
けれどネットニュースのコメントをみるとお相手の方は当たり前に「女性」であることが前提のコメントとなっている。
「彼女いたんだ」「奥さんはどんな方だろう」「匂わせないなんて、できる嫁」・・。
やはり世の中「男性である羽生結弦さん」は「どこかの女性」と入籍するが当たり前なのか。
そうか。
次に浮かんだのが、「結婚」ではなく「入籍」という言葉を選択していることから、
「婚姻関係のようなものではなく、養子をとったとか、養子に入ったとかそういうことなのかな」ということ。
それぞれの言葉の意味を調べてみると
入籍=既存の戸籍に入ること、入籍届を書いて行う民法上の手続き。
結婚=夫婦になること、婚姻届を役所に提出したタイミングで成立する。
「お相手に結婚歴があり、既に戸籍を持っておられ、その戸籍に入った」ということなら「入籍」でいいと思うのだけど。
正確には、入籍=結婚ではないと思うのよね。
難しく考えすぎかしら。
なんとなく、羽生結弦さんのこれまでの言動からして、こういったプレスリリース、取材や会見での言葉選びはとても慎重にされているイメージがあり、「入籍」というワードを選択した意味について考えてしまったのでした。
深く考えすぎですかね。