第十二への叫び-絶望への処方箋-

昨夜、だけど(多分)。

夢をみた。

とても印象的な夢だった。

自分が抱かれていた。

子供のように抱かれていた。

抱いてくれていたのは、父だった。

言葉は何も語らなかったけれど、こう言ってくれているように感じた。

「産まれてきて、よかった」

と。

「お前なんて、産まれるべきじゃなかった」

ではなくて、

「産まれてきてくれて、ありがとう」

と。

そんな言葉は、ついぞ夢の中でも言われなかったけれど、朝目覚めたとき、少し胸が熱くなっている自分がいた。

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