第十四の叫び-繰り返す「あの頃」-

あれは今から5年前くらいのことだっただろうか。

それまでさんざん親からモラハラや虐待を受けた結果、半強制的に離れ離れに暮らしていたころ。

自身に新たな病気がみつかった。それも「難病」である。参った。
本当に精神的にきてしまった。毎日死ぬことばかり考えた。死ぬしかないと思った。

夜が怖くなった。闇になると、不安が強くなる。うつがひどくなり、不眠は強くなった。

何も食べられなくなった。体重はどんどん落ちていった。「死にたい」ではなく、本当に死んでしまうかもしれないと思った。

あの人たちは、もし自分が死んでも、たいして悲しまないだろう。

あくまで保身だから。さすがに喜ばれると困るが、多分僕が死んでも、

「だってしょうがないじゃない。もうあの子は大人なんだもん」

といって割り切るに決まってる。他者の痛みを自分のことのように感じ、共感する、想像する、そうした認識が申し訳ないが徹底的に欠けている。

これは親の悪口ではない。何十年もあの人たちの子供をやってきて、気づいてしまった現実だ。

今はまた、その現実に失望し、毎日を必死に生きている僕がいる。

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