下から

使い途がありますか

積み上げて壁や家を作る、並べて花壇の柵にする、
スピーカーの下敷きにして振動を軽減させる…

よくある使い途です。

では、「噴火口の蓋にする」はどうでしょうか?
大量に投下して噴火を止めることができるかもしれません。

レンガは何個でもいいの? 大量のレンガをどうやって山頂に持っていく?
噴火の勢いが強いのでは? いろんな疑問やツッコミがあると思いますが
それらは既成概念によるものです。

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レンガをどう見るか?
向き、角度、重量、長さ、材質、色、手触り、硬度…  基準はいろいろ。
さらに、どんな動きで利用するか。積む、並べる、投げる、叩く、砕く、
置く、飾る、塗る、嗅ぐ、舐める…
見方と動きを組み合わせるだけでも答えは無数に出てくると思います。

ペットにする、ピラミッドを作る、水の容積を測る、アクセサリーにする…

なんだっていいんじゃん! 

そうです、なんだっていいんです。
が、なんだっていいことに気づくかどうかがポイントだったりもします。

レンガって、硬くて重くて、少々粉吹いていたりして…って
従来のイメージが先行して、発想が狭まるのです。

既成概念を軸に筋道を立て論理的に掘り下げる思考や
「なぜ?なぜ?」と問いを繰り返していく批判的な思考では
ある一つの答えに辿りつきます。答えが一つだと足並みが揃います。
官僚社会にとっては都合のいい思考方法だから義務教育に組み込まれて
います。

もしかすると就学前の子どもにレンガを渡したら、思いも寄らぬ使い方を
するかもしれません。

終身雇用は崩壊、学歴社会も崩れかけ、個々のポテンシャルが
鍵を握るこれからの時代、キモはどれだけ柔軟に考えられるか。
(あと適応力・順応性も武器になりますが…)

noteを活用している皆さんは、個で活動している方が多いと思います。
論理的思考、批判的思考だけでなく、思考を制約する既成概念や固定観念を
取っ払い、広く、水平に発想する考え方は、お勧めです。

まず一歩目は、見る方向を変えてみたらいかがでしょうか?
普段正面から見ているものは、後ろから。上からなら、下から。

自分のすぐそばにあるもの。今、パッと目に入ったもの…
なにをするためのものですか?
別の使い途を考える癖をつけると
頭の中は自然に柔らかくなっていくと思います。


沖縄出身のお笑い芸人さんが命名してくれたペンネーム/テレビ番組の企画構成5000本以上/日本脚本家連盟所属/あなたの経験・知見がパワーの源です