熱田神宮へ初詣
先日初詣に行ってきました。
名古屋人だからか初詣というと熱田さん(と地元民は、さん付けします)には必ず。
熱田神宮は、三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)がご神体。地元民としては身近な存在の熱田さんです。織田信長が奉納した土塀もあり、その土塀をまじまじと見入る方達も。今の大河ドラマで登場する織田信長。今回の大河ドラマは珍しくちゃんと追って観ているので、お!あの信長の、、、と思ったり。
コロナ禍まっただなかの今年、一月も半ば過ぎなら空いてるかななんて思って行ったら、初詣した日は土曜日だったせいか、それとも熱田さんだからなのか、思っていたよりも多くの方々でにぎわっていました。
毎年、三が日にお参りすると、熱田さんはこれでもかという人です。といっても、もう何年もニュース映像でしか観ていません。沢山の人がいると人酔いしてしまうため、もう何年も三が日には初詣行っていません。私だけでなく、そういう方も多いかと思います。
御朱印帳を持ってきたので、参拝後いざ御朱印を、、、と思ったら、コロナ対策のためか、御朱印紙のみでした。去年は御朱印帳にじかに書いてもらったので、残念ですが、御朱印紙を戴きました。
お神札・お守りとおみくじをいただけるところは同じ社務所でも窓口というかカウンター的なところが違うのですが、両方のカウンターとも多くの人が。
お神札をいただいた後、おみくじを引こうと並びました。ここで、早速、神様のお試しが(笑)
おみくじを引くため並んでいた時の話です。
巫女さんお一人で2列分対応されていた窓口が、単純に人が少なかったので、その最後尾に立ちました。
しばらくすると、この窓口は巫女さんお一人だからと皆さんの気遣いがあってか、自然に片方の列がなくなり、私が並んでいる一列のみになりました。
おみくじのスタイルは、おなじみの方法です。お金を払って、大きな筒状の容れ物を振って出てきた棒の番号を巫女さんにお伝えして、おみくじの紙を巫女さんから頂きます。
筒状の容れ物はいくつか置いてあったので何人か同時に引くことはできます。が、その窓口では巫女さんお一人。先を急いでもという気持ちで皆さん穏やかな気持ちで待っていました。
私のすぐ前の方がおみくじの容れ物をガラガラ振っています。次は私だ~、とドキドキワクワクします。と、後ろの方から、「こっちに誰もいないから、こっちに並んじゃえばすぐすむわ~(名古屋弁)」とガツガツした女性の声が。前の方が終わるのを待つ私の横に来て、気遣いで立ち消えた列の場所に立ち、やおらガラガラ容れ物を振っていました。
一方、私の前の方が終わり、私も一番前になりました。が、その女性も立ち消えた列の一番前に歩いてきて、私の隣で窓口の巫女さんに大きい声で番号を伝えました。
その女性が1つ番号を伝えたので、さあ次はいよいよ私、と思っていたら。。
なんと、「あと何番、それから何番ね」と次々とおみくじの番号をその女性が申告。びっくりして横を見ると、そこにはそのお母さん率いるファミリーが。
「わ~、かなわんな~💧」と思うと共に、「こうして待ってるのに!」と正直ムカッとしました。
でも、「ここは神域で、原因はともあれムカッとした私も神様に見られている、神様に試されてるな~」と思いました。「人間だもの」というあいだみつおさんのあの書も頭に浮かびます。
自分の中でせめぎあい、ムカッとした感情を残したまま、筒状の容れ物を振る私でした。
もちろん、皆さんの気遣いで自発的に一列になっただけで、もともと2列だったのです。その女性が悪いことをしたわけでは無い、と今では思います。
以上、千々に乱れつつ引いた今年の初詣のおみくじの話でした。
今回は、別宮の八剣宮も参拝しました。
熱田神宮の本宮をお参りし、件のおみくじを引いた後、境内を歩いている際、なんとなく行ってみようかな、と。珍しく下調べなしです。
名古屋人で熱田さんには幾度となくお参りしてきたものの、お恥ずかしながらこの八剣宮には生まれて初めての参拝です、多分。多分、というのは、ものすご~く前にお参りしたような気もするけれど、ないと思う。。。というおぼろげさ。
お参りさせて頂くと、ビシッとしたカッコいい空気感。潔くて包容力のある氣を感じ、心が洗われました。
参拝後見てみた熱田さんのHPによると、八剣宮にはご神剣が祀られており、建物自体も熱田さんの本宮と同じ様式で、本宮と同様の行事が行われているそう。歴代の武将である織田信長や徳川家康にも大切にされたお宮さんとのこと。
確かに、、、と、納得しました。
お参りできて、感謝です。
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