アーモンドクリームとタルトの羽根
アーモンドクリームで何つくろう
新年に作ったガレット・デ・ロワ👇
アーモンドプードルが30g必要なところ100gも準備していた。とりあえず揃えたらいいという計画性の無さで70gも余らせてしまった。何か作りたいなあと思っていたところアーモンドクリームタルトのレシピを発見。
ガレット・デ・ロワの中に詰めたアーモンドクリームが思いのほか美味しかったので作ってみたくなった。
生地はKALDIで調達
タルト生地を近所のKALDIで以前見かけたので、生地作りは前向きにサボる。ちかくのKALDI店舗で購入したのだが、今見たらKALDIのオンラインでは扱いがなかった。ちなみにこちら👇
『クッキートルテ6号 18cm/429円(税込)』
子どもが週末のたびに「今日、なに作る?」と訊いてくるのだが毎回そのとおりにしているとキリがない。が、この日の朝は「いいよ」と答えた。
子どもはさっさとエプロンを付けて、ふだんなら面倒くさがる手洗いをしに洗面所へ駆けていく。いつも思うけれど子どもってなんで歩かないのだろう。
アーモンドクリームは残りのg数に合わせる
レシピでは材料はすべて80gだが家にあるアーモンドプードルは70g。溶き卵以外の材料を70gにそろえて、無塩バターは有塩バターで代用した。
まずは170℃にオーブンを予熱。
「冬場は予熱終了のブザーが鳴っても、そこから設定した温度に上がりきるまでは10〜15分よけいにかかる」
と以前シュークリームのレシピ本で読んでから、実際の焼き時間より10分程長く設定している。今回は25〜30分焼く予定なので、10分追加して40分にした。
バターは冷蔵庫から出して常温にもどしておいたが、作る段階になってもかなり固い。オーブンを温めるまえに電子レンジ(600w)に30秒かけたが、半分の15秒で充分だったかも。ホイッパーで軽く混ぜてから、砂糖(きび糖を使用)を少量ずつ入れて混ぜる。「ふんわりとするまで混ぜる」とレシピにはあるが、その”ふんわり”にならない。バターをレンジにかけたせいだろうか。溶き卵は数回に分けて入れては混ぜ、最後にアーモンドプードルをふるいながら加える。アーモンドプードルは冷凍庫で保存していたので、塊を潰しながらふるった。粉気がなくなるまで混ぜたらアーモンドクリームのできあがり。
最後にクリームをドレッジでクッキートルテに広げて平らにする。ドレッジはスコーンを作るときに買ったけれど、シリコン製なので切ったり混ぜたりこそげたりと万能選手だ。ただし熱には弱いので熱湯で洗うとヘタってしまう。それで1つダメにした。
👇ドレッジにもソフトとハードがあるらしい(上がソフト、下が強度あり)
オーブンってむつかしい
閑話休題。
クッキングペーパーを敷いた鉄板にクッキートルテをのせて、アーモンドクリームを広げてならす。この頃までにはオーブンの予熱が終わり、さらに10分弱経っていた。オーブン上段(下の段より熱源にちかい)に入れる。
オーブンは場所によって温度が変わるのか、いつも左奥が焦げやすい。オーブンに入れて15分ほどしてから、邪道かもしれぬがオーブンを開けて鉄板の向きを変える。さらに15分経って、表面に焼き色がついていたので下段にうつしてアルミホイルを被せた。もう5分待ってオーブンを止める。焼き時間は合計35分。
台所からリビングまで、アーモンドクリームのあまい匂いでいっぱいになった。既視感ならぬ既嗅感があると思ったら、実家で時折親が焼いていたフロランタンの匂いだ。そういえば表面にアーモンドがのっていた。
位置を変えたときに上段から下段にうつしていれば、焼き色がここまで濃くならずタルト生地もサクッとしていたのに。くやしいわぁ。
最後は粉砂糖(パンケーキの生地を買ったら付いてきた)をふるって出来上がり。
作れた満足感で、味は毎回8割増しになっている気がする。それでも美味しい。
ミルクティーにも珈琲にも、意外なことに砂糖なしのチャイにも合った。焼いた日よりも翌日、翌日よりも翌々日のほうが、生地がガリッからカリッとして食べやすくなっている。日持ちは常温で3日ほど、冷蔵庫にいれれば5日ほどらしい。
子どもは作りたがる割に焼き上がったものはそんなに食べない。この日からわたしのお茶菓子はもっぱらタルトになった。
2024年、心やさしき茶飲み友だちを切実に求む。
(おまけ)冷凍保存も可能。初耳だ
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