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女子力が高いということ。

 みんなから、女子力が高いと言われることは本当に多い。
 しかし、この「女子力」ではなく、「美意識」方がしっくりくるのは、最近ようやく気付いたことである。これまで「女子力」と言われ続けて、ん、ゲイなのに? いいの? セクシュアリティの崩壊では?と自問しつつ、ずっと葛藤し続けたのである。ところがなんとなくこの問題点のどこに焦点しているのか考えてみたところ、「美意識」にたどり着いたのである。
まぁ、「美」でも間違いないのだが、意識していない限り、「美」は保たれない。なので、「美意識が高い」と言われた方が、あ、私はこう見られているんだな。こう評価されているんだなということにつながるのかなと思い始めました。
 だからって、「女子力」が悪いわけではない。反対に「男子力」って何なのか。例えば、筋肉がすごいと言えば、男子力なのか。その価値観や定義が一致しているのか気になるところである。テレビでもボディビルダーが会場での掛け声が本当に面白い言葉で表現できる。「上腕二頭筋がメロンだ!」とか、「阿修羅像!!!」のように会場のボルテージが上がり、いいコンテストになる。そこで発する言葉をいろいろ見てたところ、「筋力」に関するいい表現の言葉がずらーーーーっと並んでいるのである。逆に男子力か?と言われるとなんだか、ちょっと違う。ボディビルダーだからこそ、筋力を表現する言葉の方がしっくりくる。
 話を戻そう。もしも肌のことで「肌がきれい」と直接的に言えばいいだろう。では、「美」と言えど、本当に広い。どのような美なのか。具体的に言われた方がうれしいし、維持も向上もできる。そう考えた時に、「女子力」「男子力」というのは、セクシュアリティの揺らぎになりやすいし、ゲイである私の立場上、「え??」という瞬間は本当に多いので、止めていただきたいのが本音。
 そして、あなたが思う「美」って何でしょうか。生活の中で是非とも意識してみてください。

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