観劇後に選択できる権利。

「体育の時間」を観てきました。いっぱい笑った!

世界や日本のスポーツ界というよりは女子体校のお話という印象。そこで起こる数々のドラマを通して当時の女性アスリート達が置かれていた状況も描かれていたんだけど、そこがストーリーの中心だったら多分辛くて苦しくなったと思う。それはそれで観てみたいけど、面白おかしく茶目っ気たっぷりな作品だった事で個人的には「いい話でしょ」って押し売りされていない感じがしました。

思い切り笑って楽しんで「あ〜面白かった!」で終えてもいいし、そこからウズウズしてスポーツ観戦してみてもいいし、詳しく知ったら辛くなりそうな部分を掘り下げてみてもいい。[観客が選ぶ権利] をくださったんだと勝手に思って、私はもう少し深く知ってみたいと思いました。

そして性に関する問題はただの昔話じゃないしこれから先も無くならないと思う。一つずつ減っていっては新たな問題が出てきそう。
でも、それは「問題が増える」のではなく、これまで問題とされていなかった“当たり前”を疑って「問題に気づく」ってことだと思うから、悪いことではないのかなって。女性が脚を出してスポーツをするなんて!っていうのも昔の当たり前だったわけだから、これからもそういう事に立ち向かって戦う人達が沢山いるんだろうな。

だとすると、数十年後に今の私達が抱える問題を「こんな時代もあったんですよ」って面白おかしく茶目っ気たっぷりな作品にして上演してくれる劇団がいるのかな〜。ゆうれいになって観てみたい!!

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新まおり Maori Atarashi

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