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岩手への旅をふりかえって

旅の一連をこんな風に公開するのは初めてだし、

今の時期に旅をすることについて様々な意見があると思うので、少々前置きを。


まず、今回自分は

「人生のうちに行っておかなければならない場所」

に行くために対策は万全にして行きました。ただ、想像以上に訪れた先々の資料館は全て入口で消毒、体温チェック、署名等の徹底がされていて、大変感心しました。

そして全体的にあまり他の来客がなかったこともあるけど、

旅中はほぼ人と喋らなかった。

どうしてもこのタイミングで行きたかった理由は色々あるけど(国の施策とかね)

1番は、

来年、自分が宮沢賢治氏が亡くなった歳と同じ歳になるからだ。

だからどうしてもこのタイミングで行って、賢治氏が見ていた景色を見ておきたかった。

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滞在している間、ずっと空は曇っていて(時々雨)もちろんもの凄く寒かったのだけれど、なんだか賢治氏の「オホーツク挽歌」や「永訣の朝」の中にいるようで非常に感慨深かった。

軌跡を辿る中で、「言葉」を生業としていた人間の作品達をいかにわかりやすく知ってもらうかという難解な問題に対して、各資料館が打ち出す様々な下の写真のような可視化方法に驚きの連続だった。

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しかし資料館の中で1番心に残ったのは、撮影NGだったのでこの場で自身の撮った画像を掲載出来ないのが残念だけれど、

宮沢賢治記念館にあった物語の草稿や賢治氏が実際に生前に使用していたチェロと妹トシさんのヴァイオリンの展示だ

(因みに2点は愛知県名古屋市の鈴木バイオリン製でした)

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※写真は観光サイトより引用

楽器はとても綺麗な状態で保管されていて、今にも本人達が出てきて演奏を始められそうなその雰囲気にとても感銘を受けた。

なんだか隣同士に並んだ大小の弦楽器それぞれが賢治氏とトシさんの様にも見え、何とも言えない暖かな気持ちにもなった。

そして外灯の様なフォルムの譜面台も凄くオシャレだった!


皆も訪れる機会があれば是非見てほしい。


そして旅は花巻から遠野、釜石と現地で借りたレンタカーを自ら運転しながら巡ったわけだけど、それぞれ見たいものがあったから時間がほんとに足りないくらいで、食事もあまり満足に取れなかった(見たいものを優先し過ぎてしまいタイムキープ出来ず、コンビニパンとか食べてた方です)


唯一記憶にあるのは山猫軒でいただいたすいとんかなぁ↓

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サラダ食べちゃってから撮ったw


次はいつかグルメにもスポットライトを当ててまた行きたい。


あ、あと、唯一この旅で撮っていただいた写真があった↓

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宮沢賢治作「台川」にも登場する、

高さ8.5メートル、幅30メートルの釜淵の滝

農学校の教室時代の賢治氏が地形や岩石を調べる為に生徒達を連れて訪れていたりもしたらしい。

沢山の得る物があって本当に行って良かった。


遠野、釜石編は別で書くのでお楽しみに。

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