![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147567676/rectangle_large_type_2_7f661bd1cbbf7a11399e2d56084bf8be.png?width=1200)
【子育てって?】アグネス・チャンさんの子育て本を読んで
こんにちは!こんばんは!!まにょです!!
夫がオラフ(アナと雪の女王に出てくる雪だるまのキャラクター)を見て、
「誰これ(๑╹ω╹๑ )」
と聞いてきて衝撃を受けた朝です。そんなにもオラフに対して無知な人いるんだ。よくそれでディズニーランド一緒に楽しんでくれるよね。
「アナ雪のアトラクション乗ったらこいつ出てくるの(๑╹ω╹๑ )?!?!?!」
出てこんわけないやろ。
「重要キャラだ(๑╹ω╹๑ )クスクス」
夫がオラフを重要キャラと知って嬉しそうなのでそれはそれでよかったです。
最近まにょは、こちらを読みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721120253818-GKKIvT2dtG.png?width=1200)
アグネス・チャンさんが執筆した、「0歳教育」という書籍です。著者であるアグネス・チャンさんは、ご本人様はもちろん、お子様も3人全員スタンフォード大学へ進学されたそうです。
「いやいやまにょさん!!妊娠したからってもうお子さんの教育とか考えてるんですかぁぁぁ〜〜〜???エリートに育てようとしているつもりですかぁぁぁぁ〜〜〜〜?????バリバリの教育ママになるつもりですか〜〜〜〜〜?!?!?!?!?!?!」と思われる方がいらっしゃるかもしれないのですが・・・・・・・。
決して、現時点で子供に対し「勉学」とか「進路」という点でなにか将来に期待を寄せているわけではありません。
読み始めた理由は、アグネス・チャンさんの終活の過程を追った番組が印象的だったからです。
子供たちに迷惑をかけないように、家を整理する、住む場所を確保する、お金の分散を考える、等。とにかく「子供に迷惑をかけないために」という視点で動いていたのが印象的でした。
息子さんも一緒に老人ホームを一緒に見て周って、施設が綺麗だとかご飯が微妙だとか・・・・・・・。一緒に見て周っていた息子さんがあまりに真剣で、そして優しくて。
子供たちにいくらかばかりの資産を残すことをふまえたうえで入居施設の費用を検討するアグネスさんと、
息子さん「僕たちは大丈夫だから。自分のことだけ考えればいいよ。」
アグネスさん「でもお金って大事だよ?」
息子さん「大事だけど、自分たちでなんとかできる。自分の幸せを考えて。」
息子さん「そもそも老人ホームに入る必要ある?僕たちでサポートできるよ」
アグネスさん「それは駄目、迷惑かけたくない」
というような会話をしていて。(一言一句覚えているわけではなく、こんなニュアンスだったはず・・・・・・という会話内容ですが)
なんだか、私にとって親子としての理想的な関係性はこれだなと思ったんです。お互いに精神的に自立していて、それでいて思いやりで溢れていて。決して依存しあうことなく思いやる関係性がとても綺麗でかっこよく見えて、いつか子供に恵まれる日がきたらこういう関係性になれたら嬉しいなと漠然と考えていました。
そして子供に恵まれた今、アグネスさんがどのように子供と向き合ったのか、その向き合い方に私なりに吸収できるところはあるかと思い、読み始めました。
(ちなみにアグネス・チャンさんは、カナダのトロント大学で社会児童心理学を専攻していたり、スタンフォード大学では教育学部博士号を取得している等、科学的な知見もきっとたくさん盛り込まれており、個人的にかなり信憑性があるなと思っています)
その内容は、新生児の特徴から母親としての向き合い方(言葉の雨をふらす、極力赤ちゃんの前ではスマホをいじらない等)、仕事との向き合い方(どれくらい育休をとるべきか等)、などなど・・・・・・。
書籍タイトルにもある通り、産まれてから12ヶ月までの赤ちゃんとの過ごし方のポイントがぎっしりと書かれていました。
この書籍の内容を私なりに、もうどこまでも簡潔に、シンプルにまとめるとすると、それは
「赤ちゃんのそばにいること」
ということ。
アグネスさんが記していたことのほとんどが、「赤ちゃんのそばにいないとできないこと」でした。
そばにいて、抱きしめてあげる。
そばにいて、マッサージをしてあげる。
そばにいて、たくさん笑いかけてあげる。
そばにいて、歌を歌ってあげる。
あなたにとっての母親は私、父親はこの人。
そう、しっかりと認識させてあげること。
そばにいるということで与える愛情は、赤ちゃんの人生に関わる自己肯定感に直結すること。
そんなことを学んだ書籍でした。
(もちろんずっとそばにいると育児ノイローゼになる可能性もあるので、うまく保育施設や祖父母の協力を得ることも書かれています。)
これを読んだあと、なんだか今、日本の現状に対しモヤモヤとした気持ちがどんどんと膨らんで、この記事を書いている次第です。
「そばにいることの難しさ」をひしひしと感じる。
昔よりはその数はだいぶ減ったけれど、まだまだ問題になっている出産前後の女性のキャリア支援。会社の協力を得たり産休育休制度をうまく利用してキャリアを継続する女性もいれば、私のように職を失う女性もまだたくさんいて。
キャリアを維持できている女性のなかには、1歳にも満たない生後数ヶ月の我が子を両親や保育園に預けている方も多いはず。もしくは、まだまだ小さい我が子を保育施設に預けるだなんて胸が痛いのだけれど、生活のために働かないといけないからということでなくなく預ける方もいらっしゃるはず。
ある保育士さんがXでつぶやいていた言葉を思い出す。
「これは保育じゃない、母親の代わりだ。母親の代わりに私達は子育てをしている。」
アグネスさんが書籍に記していた、「子育ての主導権を握られてはいけない」という言葉を思い出す。
子にとって私達親は唯一無二の存在で、どのような親にどのように育てられたかでその子の人生が大きく変わると数々の研究で明らかになっている。そんな私達親が、キャリアやお金の代償に子供のそばにいる時間を捧げてもいいのかと疑問に思う。
国にとっては、子供が生まれると将来の労働力が増え、税収も増え、国全体が潤うことで私達国民の生活も安定的で豊かなものになる。これはこの国に住む私達にとって、とっても大事なこと。
だけどそれよりもっと大事なことは、「子がどう生きるか」ではないかと思う。
子が人として、どう人らしく、どう自分らしく生きていくか。
自分はブスだ、貧乏だ、勉強もできない、生きている価値がない、等のネガティブな感情に支配されることなく、
どう豊かにこの世界を生きていくか。
その土台を作るのが私達親なのだとすると、私達はもっと子育てに対し慎重に、そして大切にしないといけない。
「育休なんて今だけだから今の家にキャンプでも行ってもいい???」だなんて言ってくる野郎どもなんてくそくらえ。(急に口が悪い)
私達は我が子に「大好きだよ」「愛してるよ」「なによりも大切だよ」「幸せだよ」と、愛情を注ぎ続けなければいけない。そのためには赤ちゃんのそばにいなければいけない。赤ちゃんのそばにいて愛情を注げるように、心も体も健康で余裕がなければならない。そのために力を借りなければいけない。
どうか、子育ての主導権が他者に奪われることのない、そんな世の中になってほしい。
そして私達親は、変わる世の中を裏切るような親であってはならない。
全ての子が、健やかに豊かに生きれる未来が待っていますように。
まにょ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?