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愛と感謝のデリバリーをはじめます。



我が地元
神奈川県横須賀市久里浜にて
「家庭料理とワインのお店 レストア」を
オープン予定の神沼です。



今回、半年の構想を経てTシャツをつくりました。

インスタグラムでもTシャツをつくるにあたっての想いをかんたんに書きましたが、伝えきれないのでnoteでもっと詳しく書きたいと思います。

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ショップTシャツは今やどこでも作っていますが、しっかりこだわってショップTを作っている所は少ないんじゃないかと思います。ぼくも最初はしりあいのつてで、気に入っているボディのしっかりとしたTシャツを安く作ってもらおうとしていました。

Tシャツを作るときにただ作るのって俺ららしくない。そこにどんな想いがこもっているのか、ストーリーがあるのかを大事にしたいし、半端なきもちでモノづくりはしたくないなと思いました。

そこで服のことをいろいろ調べていると、みて見ぬふりができない内容がたくさん出てきました。

「服は環境を破壊している」

ファッションと環境問題(SDGs)のことは耳にしたことはありましたが、正直当事者意識はありませんでした。たまたま自分が消費者側から生産者側へ回ろうと考えたときに、はじめて当事者意識が芽生えました。



いろいろ調べたなかで、とくにきになった部分。

【生産量】

・衣類の生産量は2000年のほぼ2倍になった。

・2014年に消費者が購入した衣類は2000年に比べて60%増加したが、着用する期間は半分に。→モノが溢れすぎている。

・全体の85%の衣類が、毎年埋め立て処分される。毎秒トラック1台分の衣類が、焼却あるいは埋め立て処分されている。→温暖化の促進

【水】

・ファッション産業は、世界で2番目に水を多く消費する産業だ。

・木綿のシャツを1着作るのに、約2650リットルの水が必要となる。これは、1人の人が1日に8杯の水を飲んだとして、”3年半”飲める量に相当する。

【生産者】

・服の素材として約3割を占める綿は世界の農地の3%を占めている。このわずかな土地で全殺虫剤の16%、全除草剤の7%が使われている。こうした農薬の影響吐き気ガンなどの健康被害に悩まされる農家は多い。

・服を大量生産で安くつくることで、消費者は安くたくさんの服を着られる。だがその背景には、低賃金で働かされている農家さんや工場勤務の方たちの存在がある。さらに多くの子供たちが、学校にも行けず低賃金で働かされている環境がある。




環境問題ってスケールが壮大すぎて、消費者からすると逆に意識できない。なんでかっていうと、環境問題に取り組んでいる人なんて身近にいないから。調べていくと、だいたい環境問題に取り組んでいるのは大企業。もちろん素晴らしいことなのだが、なんかひっかかる部分もある。

元々環境に多大なる影響を与えてきた大企業が社会の流れに乗っ取り、「今は環境問題に取り組まなきゃだめだ!」という感じが否めない。

言ってしまえばGKが自分のミスで失点してしまいそうになった時に、ビックセーブしてめちゃくちゃ吠えて謎にいきっているみたいな感じだ。

「え?お前のミスやん?」みたいなね。

環境問題に関しては、完全に大量失点してしまってからめちゃくちゃGKが吠えている感じだ。でも、気づいたときに取り組まないよりましだ。


なので、ぼくも気づいたいまから取り組もうと思った。

ただ環境問題とか言い出すと、「お前レベルがなに環境問題とか言ってんだよ。」とか、「お前がやったって何も変わんねえよ。」と言われるのが今の世間の風潮。たしかにぼくもそう思うので、どうでもよいのだが。

ぼくも別に環境を変えてやろうとか、そんな大それたことを考えているのではなくて、自分たちが何かを生み出すことに関して、それがめちゃくちゃ環境に悪いことをしていたとするならば気分が悪いし、関わるすべての方々がなにか少しでもプラスになるような、そんなとりくみをしたい。単純にそう思った。

いろいろ調べていて、最初は「大量廃棄が問題になっているのに、そもそも服を作ること自体がナンセンスじゃないのか」とも思った。


その中で”オーガニックコットン”に出会えたことで、僕はTシャツを作ることに決めた。




少しオーガニックコットンについて話をさせてください。


オーガニックコットンとは
・化学薬品の使用による健康負荷・環境負荷を最小限に抑えていること
・労働者の健康や安全に配慮されていること
・児童労働を禁止していること



要するに、オーガニックコットンとは、

「人と地球にやさしいコットンのこと。」



ぼくがオーガニックコットンの中でもとくに良いなと思ったのがフェアトレード。フェアトレードとは適正な価格で取引が行われていること。

児童労働が行われていたり、過当な低賃金で働かされている環境から輸入した綿はフェアトレードではない。

でもオーガニックコットンは、フェアトレードで行われていることが認証されている。小さい活動かもしれないけど、僕らがTシャツを作ることで、だれかの命を救えるかもしれない。

そう思ったら作る価値はあるなと思った。


いまぼくらが着ている服は、正直誰が作ったのかもわからない。

もしかしたら不当な低賃金ではたらかされた子供たちがつくりあげた素材かもしれない。

そんなモノが溢れているのは嫌だなと思った。


オーガニックコットンは高い。フェアトレードで行っているし、オーガニックの認証を得るために、農家さんが3年以上かけて土をつくり直している。

でも、例えばいつもは安いTシャツを2枚買っていたところを、倍するオーガニックコットンを1枚購入して永くたいせつに着てみる。

こうゆう考え方もありだと思うのです。



服の原価は通常3割といわれています。ぼくらは服の原価を6割にしました。

サンプルや制作にかけた時間、交通費、人件費などを含めたら完全に原価割れ(笑) それでも販売価格は普通のTシャツより高いです。

でも、そんなぼくらのTシャツを着てお店に来てくれる方がいたらほんとうに感無量です。



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以下インスタグラムの内容を抜粋。


愛と感謝のデリバリーをはじめます。

約半年の構想を経てようやくレストアTシャツが完成!

今回Tシャツをつくる上で、はじめて環境問題に直接的に触れることになりました。自分たちがふだん何気なく手にしているものが、遠くにいる誰かを傷つけているかもしれない。それが分かっただけでも、今回Tシャツづくりに取り組んで良かったと心から思っています。

ぼくらはまず服の環境汚染について徹底的に調べることから始めました。そして環境に配慮したオーガニックコットンで作れるパートナー探し、その中でもより良いものをつくってくれるパートナーを探しました。

どんな生地にするか、固さ、暑さ、着丈、幅、すべてゼロから決めていき、完全フルオーダーメイドでつくりました。

ぼくらがこのTシャツをとおして届けたいことは、お世話になった方々への"愛と感謝"。

完成したTシャツに真心の愛と感謝を込めて、ひとつひとつシルクスクリーンで手作業で刷りました。ぼくらの愛情がたっぷたぷのTシャツです。

大切に、永く、そして着心地よく着てほしいのでゆとりのあるサイズ感にしています。

M.Lの2サイズの展開。
女性はMサイズでジーンズの中にinしてかわいく。男性はお好きに。ぼくは(盛って170cm)ゆったり着たいのでLサイズ、相棒はジャストサイズでM(175cm)です。

今回、こだわりにこだわりすぎた結果、値段は通常のTシャツより高いです。ただ、すべて売れてもぼくらは赤字です。(どんだけこだわったの笑)

直接お渡ししたいので、できる限り直接届けにいきます。できる限り。

#日本一サッカーが上手いソムリエ
#神沼拓海


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神沼 拓海(かぬま たくみ)
1996年2月21日生まれ(25歳)/神奈川県横須賀市久里浜出身
【サッカー】Aries Tokyo 所属
【ビジネス】株式会社モトックス (ワイン専門商社) 3年勤務 / 株式会社SEA 代表 ~地元よこすかをより魅力的な街に~
【学校】遊学館高校/東京農業大学                       【資格】J.S.Aソムリエ #日本一サッカーが上手いソムリエ












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