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entrenの思想。 #20-002


entrenの思想。

" 知識と人の距離を縮める、そんなサービスを作りたい。"

上記は、森さんの言葉です。

森さんとは毎日対面でコミュニケーションを取っていますが、気付いたら "未来の話" をよくしています。事業・プロダクト・会社に関しての "未来の話" や、日常での些細な気づきや世の中への問題意識から来る、理想とする "未来の話" もよくします。(そんな時間があるなら他にもっとやることあるだろ、と言われそうですが)

毎日コミュニケーションを取っている自分でも、森さんの頭の中、描く未来の構想を全て理解できてないと思います。もしかしたら10%も理解できていないかも…?しれません。
ただ、共同創業者として一番の理解者でありたい。森さんの描く未来に一番ワクワクしていたいし、一番のファンでありたいし、一緒に実現させる同志・パートナーでありたい、そう思っています。一番身近にいる自分から見た森さんの頭の中を解剖して発信し、少しでも魅力を知って頂ければと思いnoteを始めました。今回が #002 です。


少し話は逸れましたが、今回はそんな"未来の話"から形成された entren の思想 についてお話しようと思います。


セレンディピティを創出するWebサービス

entren 「あなたの世界を広げる-検索しない検索エンジン」というコンセプトのもと、インターネット全体からユーザの閲覧・検索履歴から「興味がある=like」した情報ではなく、「必要ない・興味ない=dislike」した情報を学習してフィルタリングを行い、情報との偶発的な出会いを促進する情報収集サービスです。

インターネット全体からWeb記事をクロールするため、他サービスでは網羅できない内容(論文からまとめサイトまで)にもリーチできます。また、タイムラインから興味ない記事を「dislike」する事でリアルタイムに学習・反映させ、自分オリジナルのタイムラインを育成することができます。

このサービスを通じて我々が実現したいこと、それはdislikeをベースにしたフィルタリングのアルゴリズムを通じて「新たな情報との出会い = セレンディピティの創出」です。

未知なる世界と出会う体験を大切にしたい。

従来のサービスでは、ユーザーの検索や閲覧履歴などから興味関心(=like)を推定し、レコメンドを行います。しかしこれだと下記の図の「興味があるかもしれない」領域には到達しません。
例えばエンジニアで「技術」に関する情報ばかりを検索して調べている人に対して「芸術」に関する情報をレコメンドはされません。(仮にそのエンジニアが潜在的に「芸術」に興味があったとしても…です。)

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一方で、我々の entren では、必要ない・興味ない(=dislike)としたデータを集めて学習させフィルタリングを行っているため、その人にとって「興味があるかもしれない」領域にも到達できます。その人の知識の全体集合の中から興味ない・嫌いを省いた補集合を表示するイメージです。
これによりエンジニアに対しても「芸術」「料理」「音楽」…といった飛び地の情報提示による話題のジャンプも可能とします。

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このような未知なる情報との出会い、まだ知らなかった、けど知りたかった世界との出会いが、体験としてとても大切だと思ってます。

上記は少し前のものですが、博報堂ケトル代表取締役社長・共同CEOの嶋 浩一郎さんの記事です。「自分でも気づいていない欲求を顕在化する、そんな“想定外の出会い”を提供したい」という思いは、我々も強く共感する部分です。

"人って不器用だから
 なかなか欲しいモノを言語化できないんですが、
 都合もよくて、それが目の前に現れたとたんに、
「そうそう、それが欲しかった」と思うのです。"


世界は発見に満ちている。

情報化社会といわれる現代、インターネットへアクセスすれば、世の中の莫大な情報に容易にアクセスできる状態にあります。しかし、その中で普段目にしているものはほんのごくわずか。膨大な未知の情報の中に自分が潜在的に興味があるかもしれない情報が眠っているかもしれません。

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" 知識と人の距離を縮める、そんなサービスを作りたい。"

冒頭での森さんのこの言葉が意味するのは、そんな発見に満ちたワクワクするような世界があるのに、近年の技術発展によって最適化され過ぎている=世界が狭まっていることへの純粋な違和感から来た言葉です。彼の頭の中を推測すると、

" 世の中には、こんなにも面白い知識・情報が満ち溢れているのに、
 もっと上手に出会えてないのものか。"

そんな "上手な出会い" を目指して entren 開発に努めます。


色々とフィードバック貰えたら嬉しいです。

そんな思想を持つ「検索しない検索エンジン - entren」をぜひご利用ください。まだ理想の状態から程遠く、まだまだ課題も多い発展途上のサービスですが、ユーザの皆様とより良い世の中を創るべく日々サービスの改良を重ねて行きます。色々とフィードバック貰えたら嬉しいです。



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