イヤイヤ期の原因とは?
こんにちは!保育士のあべようこです。
さて、今回のテーマは「イヤイヤ期」。
強い自我が出始める1歳~3歳頃は
「イヤイヤ期、反抗期、魔の2歳児・・・」など色々な呼び方があります。
この現象は、世界共通で、英語では「terrible twos」と呼ばれています。
じゃあ、なんで人間の子どもには、共通してこんな時期があるのでしょう?
主な3つの原因をご紹介します。
イヤイヤ期の原因
その1 「秩序に敏感な時期だから」
生きていくために必要な力を身に着けるため
特定のことに対してのみ、感受性が非常に敏感になる0歳~6歳。
中でも「いつも通り」という秩序が、世界を理解するために大事なものです。例えば
・いつも通りの道
・いつも通りのやりかた
・いつも通りの場所
・いつもの所有者
・物の正しい使われ方
などに強くこだわり、それが崩れるときっと激しく抵抗することでしょう。それは秩序が狂って気持ち悪いからなんです。
その2「自分の体のありとあらゆる動きを練習して身につけたい時期だから」
小さな子どもは、まだ大人のように体の筋肉を全て思い通りに動かすことができません。そのため、自分でやって練習したい!!と強く思っています。「自分の動きの主人公になりたい」とも言います。
だから、やろうと思っていたことを、ママやパパが変わりにやってしまおうものなら、火がついたように怒ったりします!
その3「自分が有能な存在だと確かめたいから」
最後に、2歳前後は色々なことができるようになってきて「自我」が大変強くなります。
そこで「自己肯定」をしたいと思うようになり、とりあえず何にでも「やだ」等と言って相手の動揺する姿を見て、自分の力を確認しています。
疲れ、体調不良、眠さなど、その他の要因
最初はちゃんと理由があって、反抗的な態度をとっていても、そのうちに疲れや暑さや体調などの他の要因がプラスされていき、段々何がなんだかわからなくなっていきます。
最終的にはママパパが怒って、収拾がつかないようなことになりがちですよね。
それぞれの対処法とは?
何事にもきちんと原因とその対処法があります。
世界中の子どもに同じ時期に起こるということは、きっと成長に大事な過程なんです。
ママパパを困らす、不可解な「やだ!」「しない!」「いや!」「ない!」も、原因を知れば、きっと少しだけ、育児に前向きになれるかもしれません!
今後はそれぞれの対処法もご紹介していく予定です!
あべようこ
著書
『マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』河出書房新社より発売中
(※世界的な幼児教育法のモンテッソーリ教育では
イヤイヤ期という言い方はしませんが
皆様にわかりやすくイメージしていただくために
ここではあえてイヤイヤ期という言葉を使ってます)
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子育て中のママパパに役立つような情報を書いています。 これからも頑張りますので応援お願い致します!! 保育士、モンテッソーリ教育資格者(0-12歳)、おもちゃコンサルタント、おむつなし育児アドバイザー。