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この時期に演劇をやるもの。

すっかり久しぶりのブログになった訳だがというのも5月にコロナ禍で無期延期になっていた公演が7月25日に決まり稽古をピッチあげてやっていたからだ。コロナ禍も落ち着き、劇場使用に関するガイドライン(うちの場合、小屋が100名以下だから「集会」扱いなのか?グレーだ)に沿って小屋とも打ち合わせ、正直、赤字覚悟での公演。また冬に来るかもと予想をし7.8.9月連続公演を企画。真っ赤っかかもしれない。けど、今、やれる状況が少しでもあれば、やれる環境が少しでもあればとの思い。今しかないとの思い。これは金額に変えれるものでは俺にとってはなかった。

5月末からその為だけに動いてきた。ある事も辞めた。赤字覚悟ではあったが楽しくて仕方なかった。団員も誰一人文句言わず、稽古。もしかしたら今まで一番よい状態かもしれない。

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とはいえ、7月に入りまた時世に不安。

今、芝居、演劇をやる環境はおそらく自分が知る限り戦後最悪だろう。何故、今こんな状況なんだ?オンライン?なんだそれ。それは舞台なんか?カメラの前で芝居は舞台なんか?

今、必死だ。コロナ対策も今出来うる限り、考えやるつもりだ。それでも「コロナが心配で、、」と断りのメールが来る度に落ち込んでしまう。自分達が舞台をやる事はダメなんだろか?ガイドラインに沿ってやってもダメなんだろか?感染リスクは舞台だけではなく通勤中、買い物中、職場、今は何処でもある。とはいえ、無理強いは勿論出来ないジレンマ。

そんな中でも即答で「観に行くよ」と言ってくれる人もいる。自粛期間ではない。メンバーは誰一人「やめときましょう」とは言わない。いや、もしかしたら言いたいのかもしれない。でも今も稽古を、待ってくれてるお客様の為に頑張っている。

そんなお客様のためにも。一緒に舞台を開催しようとしてくれているキャスト、スタッフ、関係者のためにも。ビビりながら、でも、しっかりやれる対策をして。こんな時期だからこそ、やらなけばと俺は思う。

きっと後悔するだろうから。もう後悔はしたくない。

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車椅子の役者、演出家として活動していく事で観る側だけでなく演る側のバリアも崩していきたい。活動にご支援の程宜しくお願い致します‼️