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「評価」とは一体なに?私たちは評価すること/評価されることでなにを目指しているのか。

みなさんが学生だった頃、成績ってどのようにつけられていたか覚えていますか?何か不満はありましたか?

私は中学校の社会科のテストで「島」の漢字の『山』の部分が1mmズレているからってバツになり、100点が98点になった覚えがあります。
先生に抗議しました。
でも、違うものは違うと言われ、教師という権力で捻じ込まれた感じです。
これは本当に公平な採点だったのか疑問。国語の先生でも漢字のテストの部分じゃないからバツにはしないだろうと思いつつ、今、ふと思いたったけど、国語の先生のところに持っていけばよかったな~と。

あとは、先生になぜか嫌われている教科はテストの点がよくても成績が悪くなる現象。謎すぎて、たまらない。。。先生たちは生徒に課題を出したり、テストをして、評価しているけど…

そもそも評価はなぜするの?
その目的はなに?

自分と気が合わない生徒を自分の管理下に置くため?重箱の隅をつつくように嫌がらせ?クラスや学年の学習レベルをあたかも同じにして、みんなが出来ているって見せるため?もしかして、表面上では凸凹を平らにしようとしているのかもしれないけど、でもそれって本当は教師と生徒との間に溝を作っているだけだよ。

国立教育政策研究所から出されている「学習評価の在り方ハンドブック」には、学習評価の基本的な考え方として、以下のように述べられています。

”学習評価は,学校における教育活動に関し,児童生徒の学習状況を評価するものです。「児童生徒にどういったカが 身に付いたか」という学習の成果を的確に捉え, 教師が指導の改善を図るとともに, 児童生徒自身が自らの 学習を振り返って次の学習に向かうことができるようにするためにも,学習評価の在り方は重要であり, 教育課程や学習・指導方法の改善と一貫性のある取組を進めることが求められます。”

国立教育政策研究所「学習評価の在り方ハンドブック 小中学校編」https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/gakushuhyouka_R010613-01.pdf

・教師が指導の改善を図るための評価
・児童生徒自身が自らの 学習を振り返って次の学習に向かうことができるようにするための評価

果たして本当に、これらの目的のために評価はされているのだろうか?
そもそも、先生たちはいつ、どんなタイミングで、何を評価しているの?そして、その評価した結果はどこに反映されているの?

よく、先生方によく言われます。
「IB(国際バカロレア)の教育プログラムで、どうやって評価するの?」
「それじゃぁ、評価なんてできないよ。」

そもそも『評価』ってどんなものだと捉えているの?『評価』ってなに?もちろん私も初めは混乱しました。だって、私たちが受けてきた教育が染みついているから。でも、よく考えると矛盾だらけ。

まだまだ私も学んでいる最中ですが、私たちが一般的に考えているよりも、『評価』っていうものは奥が深いです。これまでの経験から勝手に刷り込まれた情報で、『評価』という概念を自分たち自身で形成しているだけです。

私たち教師の仕事は何ですか?

もしかしたら、そこから問うべき問題なのかも知れないかな。


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