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アート

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企画展の感想や自分の創作活動について
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#エッセイ

普遍への導き23/24

普遍への導き23/24

2023年の振り返りと2024年の展望。筆が遅くて2月になってしまった。
(文章中の「今年」というのは章の西暦に対応します。)

2023

年の瀬にクラシックが聴きたくなるのは、年末年始に掛けてテレビでクラシック音楽の放送が多いためだろう。大晦日はN響の第九、年越しはジルヴェスター、元日にはウィーンフィルのニューイヤーコンサートが放送され、それらを観ることが毎年恒例だ。私の中で年末年始はクラシッ

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寡作と見栄

寡作と見栄

絵を描くときに最近感じていること。

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オランダのアムステルダム国立美術館で史上最大級のフェルメール展が始まっているらしい。
フェルメールの現存する絵画は37点しかなく、そのうちの28展が展示されているそうだ。

フェルメールといえば2018年に上野の森美術館で開催されたフェルメール展を思い出す。
コロナ前だったので大勢の人が押し寄せて、殆ど人を観ていたような記憶がある。フェルメールの絵画を

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