オープンで働きたい

オープンで働くには。

いろいろな壁がある。

そもそも、オープンにして面接を受けてもまず、受からない。

もう、ここでダメだ。

私がもし、他のアルバイトをするにしても、就活するにしても、最初は健常者のフリをしなければならない。

それが、嫌だ。

ウソをついているわけでは無いが、罪悪感がある。

そして、人より上手くいかなくなってきてから実は双極なんですって言うなんて。

お互いに苦い思いをするだろう。

本当に贅沢を言うのなら、面接の段階で、双極ですって言っても受け入れてくれるところで働きたい。

けれど、そこまで社会の認識があるとは思えない。

ラッキーなことに、それで受かったにしろ、ただ双極に対する認識が無く、軽く受け止められているだけだと思う。

私が尊敬しているエッセイストさんの記事には、「最初にオープンにするのは、自分を低くとらえているからだ」とあった。それも一理ある。

最初から、こんな持病があるから頑張りたいけれど頑張れないかもしれませんって言うのは甘えだとも思う。

受け入れる側も、そんな人を雇おうとは思わないだろう。

うーん、なかなか社会は難しい。

不幸か幸いか、今のアルバイト先は、超大手で、倍率も高かった。双極ってわかる前だったから、（多分躁状態）受け入れてもらえた。

それにしても、ここらで1番の繁盛店で、やることは相当キツい。健常者でもキツいって言ってるから、私はその何倍も頑張っている。

何度も辞めようと思った。私のこの状況じゃキツイだろって。

理解してくれていたのは前の店長ぐらい。それでもちょっと怪しかった。

多分、双極の気持ちなんて双極じゃないと分からない。

私が無理をしている状態が、向こうの普通だから。

そして変な心配はされるし、居心地はかなり悪い。

いや、大好きだよ、今のアルバイト先は。

しかし、あなたたちと私の壁を何倍にも感じてしまうんだ。

これから、職を新たに探すことになったら、どうオープンにするか、がカギになるだろう。

それまでに、どうか社会が変わって欲しい。

いや、変えていくのが私たちの使命なのかもしれない。

双極ですっていっても、なんだー、双極かー。まあ、無理はほどほどにねって言ってくれる社会をつくりたい。

だから、これを見て下さった双極さん、そんな社会を目指してこれからも私たちの発信を続けていきましょうね。

あれ、暗い気持ちで書き始めたのになー。なんだか前向きになっちゃった。これが私なのか。不思議。