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データサイエンス講座3回目レポート。セルフレジを作ってみよう

こんにちは。MANAI 広報のヴィアナです。

2月21日、中高生向けデータサイエンス講座「AI×10年後の社会とワタシの未来」3回目の講座が行われました。この日のテーマは「AIツールを使ってモデリング・プログラミングを体験する」。

この日も、前回と同じく課題の発表から。
課題は「社会・企業の課題について調査してみよう」です。
6チームから、学習系や医療系、SNSの『Clubhouse』内の誹謗中傷についてなど、さまざまな課題について調べた結果が報告されました。

中でも個人的に印象が深かったのは、2つ。
1つ目は、「コロナ患者を治療する医療関係者がコロナ感染し、人手不足と医療崩壊が発生している」という課題について調べたチームです。


AIロボットで間接的なコロナ治療を行う、重症化する恐れをAIで予測し早期発見につなげる、医療従事者の心の状態を把握し負担を軽くするなどの解決策を考案。

海外事例では、台湾ではAIによる胸部X線画像でコロナにかかっているかどうかの判断をしている。アメリカではコロナでストレスを感じている人のためのセラピーアプリなども出ている、という内容。
2つ目は、オフライン開催会場の市ヶ谷が盛り上がった「栄養バランスを考慮した献立作り」について。
日々の献立を考えるのが負担で栄養バランスまで考えるのが難しい。冷蔵庫の中身を把握せず買い物をすると食品廃棄が出てしまったりする、という課題。

この解決法は、アプリの作成です。
1週間分の写真を撮ると野菜を判別する機能で自動的にアプリに登録され、消費・賞味期限を通知する機能を搭載。買い物リストも自動で生成し、有料で予防医療コンサルタント監修によるレシピ提案も付けるというもの。

私も冷蔵庫に何が入っているか忘れていて、食材を買いすぎてしまうことがあるので「あったらいいなあ」と思いました。しかも予防医療コンサルタントのレシピ提案は、痛いところに手が届く機能で「主婦が考えたの?」と思うほど。
この講座内で誰か作ってくれたらうれしいなあ、と密かに願っています。

さて、この日の目玉はプログラミング。
Googleの画像認識ツールと、Scratchというプログラミング言語を使って、セルフレジを作ります。

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皆さんには、事前に「レジで読み込ませたいもの」を用意してもらうようお願いしていました。りんごに英書、アンティークのコンパスやカイロなど、さまざまなものが机に並びましたよ。

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画像を登録する際は「さまざまな角度から登録することが大切」なのだそうです。

例えばりんご。
横から見るのと、上から見るのでは全然違いますよね。
明るいとつやが出たり、へたがあったり。
この違いを、きちんと認識してもらうのが大事。

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読み込ませる時に、人の顔が入ってしまったりするとなかなか認識せず、みんなから「あれ?」「出来た!」などの声が上がっていました。

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画像を登録し、値段を入力、計算も出来るようにした後は実践!
品物を読み込む際に「チーン」というレジの音が出るようにした人もいて、わいわいにぎやかな会となりました。

*開催スケジュール

1/31(日)開催済み
AIとは? AIの今後と解決できる課題は?

2/7(日)開催済み
AIの機能(認識・予測・分類)

2/21(日)開催済み
ディープラーニングとは?「AIブロック」「Scratch」を用いたプログラミングなど

3/7(日)開催済み
「AIブロック」「Scratch」の活用アイデア企画発表、AI社会でのスキルとマインドなど

3/21(日)開催済み
講義ではなく、希望する人のみの参加です。
「データサイエンティストのキャリア紹介&質問会」
デロイト デジタルと縁が深い、楽天株式会社の研究所所長や東京大学の某准教授、ベンチャー企業役員で、CAO(チーフアナリティクスオフィサー)を務められている方たちのこれまでの経歴や仕事内容などを紹介します。

3/28(日)
事前に共有された課題の最終発表、表彰


お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ!
広報担当:ヴィアナ

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