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絶望の処方箋

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絶望した時の処方箋として。
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#note

寛容性を失いつつある日本を救う処方箋(横山慶太『日本一、大まかな娘。アイラブ お…

何をするにもおおまかな「おおま かなこさん」の日常を描いた、いい意味で「どうでもいい」行…

杉原 学
3年前
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バカバカしい偶然ほど深い傷を残す(平野啓一郎『マチネの終わりに』を読んで)

いわゆる大人の恋愛物語だが、この中で語られる「時間論」も興味深かった。 ところで、結婚式…

杉原 学
3年前
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「死に方」を考えることは「生き方」を考えること(小澤竹俊『今日が人生最後の日だと…

「あした地球が滅びるとしたらどうする?」 誰もが一度はこんな話題で盛り上がったことがある…

杉原 学
3年前
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「幸せとは魂の次元で到達するもの」(バート・ヘリンガー著、谷口起代訳『いのちの営…

訳者が述べているように、ここでの<いのち>とは、いわゆる個人としての「自己」のことではな…

杉原 学
3年前
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当選番号は他人に見てもらうべし

ドリームジャンボ宝くじを買った時の話。 バラで10枚買ったその結果は、例によって1枚当選の3…

杉原 学
3年前
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エーマイナー

曲のコードには、Am(エーマイナー)や、Dm(ディーマイナー)といった、いわゆる「マイナーコ…

杉原 学
3年前
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それが人生だ。

生きている中で「真理」と言えることを発見するのはなかなかむずかしい。いや、逆にすべてが「真理」だと言ってしまったほうがいいのかもしれないが、僕が興味があるのは「普遍的な真理」である。 こんなことを書くとなんだかカッコつけてるように思われるかもしれないが、要するに僕は「考えるのがめんどくさい」のである。だからこそ「普遍的な真理」を知りたいのである。「普遍的な真理」を知ってしまえば、そのことについてもう考える必要がない。だって、それはもう〝そう〟なのだから。 だが残念ながら、

「血流」と「気流」をよどませないこと

朝に目が覚めると、体の一部が布団からはみ出していて、すっかり冷えきっていた、ということが…

杉原 学
3年前
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アウトプットの大切さ(坂口恭平『自分の薬をつくる』を読んで)

「自分の薬をつくる=自分の日課をつくる」と著者は言う。 僕もちょうど自分の日課を模索中だ…

杉原 学
4年前
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食を慎めば全てうまくいく(若井朝彦『江戸時代の小食主義 水野南北『修身録』を読み…

「その人が一生のうちに食べられる食物の総量は、生まれた時から定められている」。 こう言わ…

杉原 学
3年前
8

試練が人生を豊かにする(喜多川泰『「福」に憑かれた男』を読んで)

書店の店主に取り憑いた「福の神」の語りを通して、人生を豊かにする生き方のヒントを教えてく…

杉原 学
4年前
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「少し欠けている様」を好んだ日本人

我が家で「月暦カレンダー」を使っていることは前回書いたが、また気になる豆知識を発見した。…

杉原 学
4年前
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げんなリスト

人間生きていれば、げんなりすることもある。 しかし、「なぜげんなりしているのか」という理…

杉原 学
3年前
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寛容だからフォフォフォと笑うのか、フォフォフォと笑うから寛容なのか

年寄りの人格者、あるいは悟りの境地に達したような仙人的な人たちは、総じて「フォフォフォフォフォ……」と笑っているような気がする。「アハハハハハ……」とは笑わない。 試しに自分で「フォフォフォフォフォ……」と笑ってみると、確かに寛容な気分になってくる。すべてがいい意味でどうでもよくなってくる。 これを読んでいるあなたも、今すぐにやってみてほしい。 「フォフォフォフォフォ……」 寛容になったはずだ。 「悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか」 「楽しいから笑うのか、笑う