アウトプットの大切さ(坂口恭平『自分の薬をつくる』を読んで)
「自分の薬をつくる=自分の日課をつくる」と著者は言う。
僕もちょうど自分の日課を模索中だったので、ここぞとばかりに読んでみたら、期待以上の収穫があった。
著者が一貫して主張するのは、「アプトプットの大切さ」。
とはいえ、「いいモノを作りなさい」とか、「いい文章を書きなさい」と言っているわけではない。何かを食べたら必ず排泄するように、息を吸ったら必ず吐くように、何かをインプットしているぶん、何かをアウトプットする必要がある、というのである。
それはつまり、「生きる営みそ