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“成功への道は、正しく対処した失敗で舗装されている”【書評】ダニエル・コイル著:最強チームをつくる方法

私は、仕事柄、様々な分野の書籍等を多読します。
読む量としては、一年間に約200冊くらいです。

noteでは、これまで私が読んだ中で、オススメしたい本なども紹介していきたいと思います。

そこで、最近読んだ本の中から、この本を紹介します。

『ダニエル・コイル著:最強チームをつくる方法』


オススメの対象は、管理職や経営者の方ですが、それ以外の方々にとっても有用だと思います。

なぜなら、人は一人では生きていけない、誰かの力を絶対に必要とするからです。
それは、家族や学校、職場など、必然的に誰しもが何らに属している。
つまり、何らかのチームに属していることになります。だから、多くの方々にとって有用な内容だと考えます。

そもそも、私がなぜ?、この本を手にしたのか?
というと、人財育成に関わっているからです。

個人だけではなく、組織としての人財育成を行うには、知識と経験だけではなく、その根拠となるデータ等が必要と考え、様々な書籍等に目を通してきました。
その一つが、この本でした。

なぜ、この本をオススメするかというと、方法論だけではなく、その根拠となる事例や文献も記されているからです。

つまり、この本があれは、この本を起点に、幅広く、深く理解することに繋がります。

また、管理職や経営者で日頃から「最強チームをつくる方法」を考え続けている人にとっても、自分では、その考えを言語化できていなかった場合、この本を読むことで、言語化するヒントになることでしょう。

この本で書かれている方法論は、あっと驚くものではないかもしれません。
なぜなら、物事の本質は至ってシンプルだからです。

しかしながら、そのシンプルな方法を実行する人と実行しない人とでは、大きな違いがあります。
また、自分は実行していても、同じチーム内に実行しない人がいれば、どうなるでしょうか?

「最強のチーム」には、ならないでしょう。

じゃあ、みんなが実行するようにするには、どうしたら良いのでしょうか?

それは、まず、自分自身が「最強チームをつくる方法」しっかりと理解して実行することです。
なぜなら、チーム内で共感する人を増やしていくためには、自分自身の実績、つまり信用と信頼がないと、いくら良いことを言っていても、誰も聴いてくれないからです。


本書の「熟練したチームのつくり方」という章において、とても腑に落ちた一文がありました。
それは、成功した会社キャッチフレーズの一つです。

『成功への道は、正しく対処した失敗で舗装されている』


これは、逆に言えば、「失敗しないと道ができない」ということでもあります。


私も、数多くの失敗を繰り返し、試行錯誤しながら前に進んできました。
だから、本当にその通りだと実感します。

かといって、ただ行動すればいい訳ではありません。
なぜなら、ただ行動しただけだと良い改善に繋がらないからです。
だから、先人たちの知恵を借りるのです。
その知恵の一つとして「本」があります。


ぜひ、多くの知恵をお借りしましょう。
そして、失敗を繰り返しして得た知恵を、次に繋げましょう。


と、本の紹介からズレてしまいましたが
少しでも、参考になれば幸いです。


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