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最近、地元が好きになってきた
今までずっと、早くこの町を出たいとか違う町に住みたいとか思っていたけど、
何故か最近良い町だなーとか、
ずっとこの町で暮らすのもいいかもなとか
思うようになった。
去年からほとんど家で過ごすようになった。
ずっと家にいると、いろんな音が聞こえてくる
鳥の優しい声、近所の子供たちの楽しそうな声、近くを通る車の音、一日中鳴くセミの声、ゴロゴロ鳴る雷の音、赤ちゃんの泣き声、誰かがボールを蹴る音、雨の音。
今まではスルーしていたその音たちを、ここ最近はなんか愛おしく思うようになった。
たぶん理由は、高木正勝さんの『マージナリア』という音楽に出会ったから。
高木正勝さんは山の中に住んでいて、
その山で聴こえる動物や虫の声とか雷や雨みたいな自然の音を主旋律にして、その主旋律に合わせてピアノを弾いて『マージナリア』という音楽を作っている。
その音楽を聴いていると、普段僕がスルーしていた鳥の鳴き声とか雷の音が聴こえてきて、それがとても美しく感じる。
その音楽を聴いてから、鳥とか子供とか、セミとか雨とか、僕が今まで気にしていなかった音たちが自分にとって愛おしい存在になった。
それに、窓から見える山とか川とかたくさんある家とか、そこに存在するもの全てが美しいものに変わってきた。
あー、この町って美しいんだなーって、
思うようになった。
だから僕はこれからももっとこの町を見ていたいし、この町で生きたいなーと思ったし、
それを誰かに伝えられたらいいなーと思う。
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