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そろりそろり。〜統合失調症の母と高次脳機能障害の父と〜

きのうは、統合失調症の私の母の精神科への通院に付き添った。


現在の母は、サービス付き高齢者向け住宅へ入居し、体調は安定しているし、新しく入居した施設が彼女には合っていたようで、快適に過ごせているようだ。

やっぱりそれでも母は、いつかは自宅に帰りたい、という気持ちが強い様子だった。

(母のこれまでの経緯は、こちらの記事に書きました。↓)


その気持ちは私の父も同じで、いつかはまた夫婦で自宅で暮らしたい、と父も昨日はそう言っていた。


ただ、私の母の場合は、ストレス耐性が極端に低く、小さなストレスで簡単に統合失調症の主だった症状、妄想が再発する。

プールサイド、ギリギリのラインを、和泉元彌さんのものまねをするチョコプラ長田さんのように、そろりそろりと歩いていて↓



ちょんっと軽くストレスという名のモンスターに背中を押されただけで、もうプールの中にドボン!そして溺れてしまい、誰かの助けがなければ這い上がることが出来ない、そのような微妙な世界線で生きているのが私の母だ。


高次脳機能障害を持つ父、そして超高齢で頑固な私の祖母が待つ家に母がまた戻れば、ストレスで、母の病が再発するのも時間の問題だろう。

娘の私は、今まで何年もの間、母の体調が悪くなる度に病院へ連れて行き、入院をさせ、事務的な手続きなどを一手に引き受け、そんなふうにして過ごして来た。


正直私がきのう、一度は結論が出たはずのことに、未だに以前と同じ主張を繰り返す両親に対して抱いた感情は、

「おいおい、何だって??
また二人で自宅で暮らしたい?やっと人様に助けていただいて、徐々に生活が落ち着きつつあるのに?娘の私の今までの苦労、そして苦悩をあなたたちはちゃんと見て来たんか?そこに愛はあるんか?笑」

であった。

だから直接両親には、心に抱いた感情をそのまま言葉にして伝えた。


私の父が抱える高次脳機能障害や、私の母が抱える統合失調症。本人がいちばん辛いのだ、ということは、私も重々承知している。

ただ、その家族もまた、辛いのである。



厳しいことを言うようだけれど、本人たちには、その事実もちゃんと受け止めていただきたい、そう私は考えているし、両親の対応をすることは、
「私の仕事だ!!」そう割り切って、今は前向きに取り組んでいる。

今までも何度か書いては来たけれど、仕事である、と思わなければ、やっていられないのだ。


本人たちは、脳科学マニア的観点から言わせていただくと、恐らくは、「考える」「記憶する」「感情をコントロールする」「判断する」など、人間が人間らしくあるためにもっとも必要な存在である脳の部位、前頭前野が萎縮を始めているんじゃなかろうか?
(素人考えではあるけれど)そんなふうに思われ。

娘である私や自分たちの周囲の人々の立場に立って、自分の身の振り方を客観的に考える、という部分が欠落しがちだ。


まあこれは仕方のないことだよな、とは思う。

病や、加齢の影響があるのだから。

それと『最終的には家に帰りたい』という母の気持ちもよくわかるし。


でも私は、そんな客観的思考を見失いつつある両親を反面教師にして生きて来たので、自分自身の脳みそを、そして心身を、そして客観的思考を鍛え上げながら生きたい、という意識が恐らくは人一倍に、異常なほどに強いのだと思う。


そうして両親に対して苦悩を抱き、それを乗り越える&自分自身を見つめ直すため、本を読み、noteを書き始めて、素晴らしい出会いに恵まれて夢を追いかけるようになったのだから、今となっては、両親にも感謝をしているけれど。


きのうは母が、

『新しいリュックが欲しいって、あなた春頃から言ってたでしょ?あれ、どうした?買ったの??』

そう私に聞いて来た。


私がいちばん欲しいと思っていたリュックは、二万円程して、普段はあまり高額の買い物はしない私が「う〜ん……どうするか、まだ悩んでる。」と笑うと、『じゃあこれ、買う足しにしなさい』そう言って、母がお小遣いをくれた。


私は、わ〜い!!と言って、声を上げて喜んだ。


さっきまでは怒る気持ちが湧いていたのに、コロコロと抱く感情が変わる女だな、自分で自分をそう思って。おかしくなった。



このところ、観たい動画、読みたい本、考えたいことがたくさんで、私の脳内はいつも以上にカオスな状況だ。

こうして脳内がザワザワとするのは、満月=生理が近いせいもあるのだろうな。胸が張って痛いくらいであるし。


7月3日が満月だ。


こういうときは、いつもの生活のルーティンを大切に、淡々と生きるに限る。


詳しくは、以前も記事に書いたけれど、
重大な決断は、新月の時期辺りまで保留にするのが無難だよなって、私はオリジナルで考えてみている。↓



今日も着実に、目の前の一日を乗り越えようと思う!


ここまで読んでくださってありがとうございました。





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