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カッコよく年をとる人が素敵だ。

私には、何年も前からその生き方に憧れていた人物がいる。アメリカ人女性の作家さんだ。   
 

彼女は、残念ながらすでに亡くなっている。

それだけれど、その女性がもつ「自分流」を貫く姿勢や、そうかといって自己中心的なわけではなく、彼女の周囲の人々の幸せも常に考えていた、というその生きざまに、もうかなり前から強い憧れを抱いていた。

そうしてその女性の存在があったことが、私が文章を書くことに夢中に生きるきっかけとなり、noteを書き始めたといっても過言ではない。

私には、いちばん大切にしているところだけは、なんとなく秘密にしておきたいな〜、みたいなところがあって、その作家さんの名前は、今日のところは書かないでおくことにした。



そんな彼女のかっこいいところは「彼女自身の感性を、ひたすらにまっすぐに信じて生きていた」というところだ。

彼女の好きな世界観の雰囲気は、とてもはっきりとしていた。

そして「私はこう思うわ。」というご自身の内面から自然と湧き出て来たのであろう、オリジナリティ溢れる考えを、躊躇することなく、大切にしながら生きていた人でもある。

彼女の生前の映像が残されているので、今でもたまにその映像を観て私は、自分自身を自分で励ましている。



今日はそのようにして、今の私という存在の原点となる憧れの人について想像を巡らせていたら、私の本棚にあるこちらの本にも目がとまった。


川邉サチコさんカッコよく年をとりなさい」だ。

川邉サチコさんは、ヘアメイクを中心にお仕事をされている素敵な女性だ。

美大を卒業後、23歳で渡仏し、パリのメイクアップスクールで学んだ経験がおありとのことだ。

70年代から広告やテレビ、舞台などで女優、タレント、モデル、また海外アーティストのイメージメイキングを担当されて、現在は娘さんとご本人で、サロンを運営されているとのこと。


私は、何のきっかけからだったか、川邉さんの存在をあるとき知った。

そしてもう瞬間的に、ご本人から溢れ出るそのオーラと、輝きを放つ見事なグレイヘアに惹きつけられ、先程ご紹介した本を購入したのだった。

私自身は現在、背中の真ん中あたりまである黒髪のロングヘアーなのだけど、それはこちらの川邉さんの髪型がこの上なく素敵で、憧れているから、というのもあったりする。

そんな川邉さんの本の中で、印象的だった部分を、今日はご紹介したいと思う。

今の年齢だからできる着こなしとは」という章の中の一文だ。


 美しく年を重ねていく上で大切なのは、体が欲することを素直に受け止め、今の自分に心地よい着こなしを極めていくことです。

またそれは、若い人には絶対にマネのできない、大人だからこそ着こなせるファッション。

自信を持って楽しんでいきましょう。

川邉サチコさん著書「カッコよく年をとりなさい」より


ズーン………………

こうして書いてみて、心に刺さった。改めて。

この領域に到達することのできた女性は、問答無用にカッコいい。

そう考えると私は、まだまだ人生折り返し地点にいる、ひよこ、みたいなものではないのか。


『若い人には絶対にマネのできない、大人だからこそ着こなせるファッション。』

年齢の若いときには、その年代だからこそ似合うファッション、というものがあるのだと私は思っている。

もう今年で私は40歳になるので、そんな私が、お若い方々のファッションをまるまんまマネをする、ということには、やはり無理があるのだとも思っている。

(とかなんとかいいながら、FUDGEやクルーエルという、私よりも年齢層が若い方向けの雑誌を好んで見ていることは、大目に見てください(笑))



年齢を重ねて人生経験を積んだからこそ、その人の内面から解き放たれるオーラ、というものがあるような気がするのだ。

自分が自然と着たくなって、着ていると気持ちが明るくなるな~!なんて服を身に着けるといいのかな?って、私はそう考えている。


冒頭でご紹介したアメリカ人作家の女性も、そして川邉さんも、ご自身のことを本当によく熟知されているように私には見えていて。

それだからこそ、ご自身に似合う着こなし、というものもよく知っていらっしゃるのではないかな?って、思う。



最後に、川邉さんの刺さったお言葉をもうひとつご紹介して、本日の記事はおわりにしたいと思う。

「女性はいくつになっても、“その年齢の美しさ”があるのよ」

川邉サチコさん



ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。

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