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すべては私の思い込みでしかなかった。

家庭で、ちゃんと言いたいことを言うこと。

これは私にとっては少々ハードな課題だった。
それもそのはず、幼い頃から強い感情は口にはしないことを意識しながら過ごして来てしまったのだから。

機嫌の悪いときの私や、落ち込んでいるときの私、感覚が鋭すぎる私とも躊躇なく向き合ってくれる人。すべてのそのままの私に寄り添ってくれる人。

そんな人が存在すると言う概念がそもそもなくて、
機嫌の良い私しか出してはいけないと言う思い込みがいつの間にか、心の奥深くに刻み込まれてしまっていた。ずっとずっともう前からついこの間まで。

だから不機嫌は自分で自己完結させる、と言う思考に自然となり今までやって来た。
と言うよりも世の中でそうして生きている方も多いのではないだろうか?

でも、目の前にいる自分の子供たちを見るとどうだろう?
感じたことをそのまんまにして言葉にし、私に話しているではないか。学校でこんなことがあって、あの子のこんなところが許せないとか、自分の価値観からするとあの行動はほんとに理解出来ない!!とか。

それに私も当然真剣に真っ直ぐ答える。
心の声をそのままに。

やっぱり血の繋がりが大きいのだろうかこの感覚は……と子供たちを見ながら思っていた。やっぱり遺伝子レベルでのものなのかもしれない、この考えていることがわかってしまうような感覚は……と。

そんな中で先日の突然の夫へのカミングアウト以来、今日は在宅だった夫とはじめて二人で改めてちゃんと話しをした。

(カミングアウトの内容は、
ずっと日々をnoteに密かに綴ってきたことや自分がおそらくはHSP気質持ちであろうこと、そんな私に気を使わせてしまうのではないかと夫に遠慮をしてしまって、なかなか諸々を言い出せなかったことでした。)

今回はちゃんとすべてを思っているままを夫へ話した。すると夫の返答に驚いた。
むしろ私が書くことを応援していると言う。実際に読むことはしないけれどと。

最近は自らも仕事の合間などに、ブログのネタになるような話題を探してしまっていることがある、とも言っていた。そして私に話しをして、ブログに活かしてもらえればと。

「え………?そうなの…??」

この返答にはかなり驚いた。
カミングアウトをしたら自分を否定されてしまうのではないかと恐れていたが、それはすべてが私自身の思い込みから来るものだったのだ。

感覚が鋭い私のことをめんどくさいとはまったく思わないと言う。カミングアウトを聞いてからもその前も、何も気持ちは変わらないままだと。

………………………

私は一体夫の何を見て来たのだろうか?
深く話すこともせずに自分がいかに思い込みで人を判断していたのか、自分自身のバカさ加減に呆れてしまった。

これからはすべてをちゃんと言葉にして伝えよう、そう思えた日だった。

ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日。おやすみなさい。


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