マムシ

競馬予想家。 12歳から競馬をはじめ、同級生に予想を披露。先生に見つかって怒られること…

マムシ

競馬予想家。 12歳から競馬をはじめ、同級生に予想を披露。先生に見つかって怒られることも。 三連単をメインに帯封にこだわる予想スタイル。 2014年の安田記念で三連単3頭BOXのヒットなど買い目を絞って帯封を目指している。 予想はもちろん、文章に魂を込めている。

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最近の記事

宝塚記念

「私の夢はバンブーです」 宝塚記念になると、かの有名な杉本清アナウンサーの名実況を思い出す。 その中でも私が好きなのが、前述の言葉である。 バンブー、とはバンブーメモリーのことである。 バンブーメモリーは安田記念、スプリンターズSの短距離G1を2勝し、最優秀スプリンターにも選出された名馬である。しかも主戦ジョッキーは若き天才武豊。一見エリートのように見える、そのキャリアはあまりお目にかかれないほど、バラエティに富んでいる。 デビューしてからはずっとダートの短距離戦を使

    • 安田記念

      いよいよ東京競馬場G1シリーズの最後となる安田記念にたどり着いた。 先々週のオークスはストライプ本命で馬券は塵になり、先週のダービーでは友人が馬主であるエフフォーリアが「勝った!」と思ったところから敗戦するのを目の当たりにした。 今年の春のG1も大いに楽しませてもらった。 さて、いよいよ安田記念。ワシの中で最も思い出のある、G1である。 振り返った時にまず思い出したのが2013年、ロードカナロアが勝った安田記念。ロードカナロアはおそらくスプリント~マイルの過去最高の名馬で

      • オークス

        東京優駿牝馬とも言われる3歳牝馬のクラシック2戦目である。 私はこのオークスは好きなG1だ。 過去の名勝負もさることながら適距離ではない(と思われる)馬たちが東京競馬場のクラシックディスタンスに挑戦する。 クラシック第1弾桜花賞の1600mから一気に800mの距離延長。 明らかに1600m向きの馬たちが2400mに挑戦してくるのである。 ワンダーパフューム、キョウエイマーチ、テイエムオーシャン…など桜花賞を鮮やかに制した馬たちがオークスで苦戦するケースをよく見てきた

        • 天皇賞・春

          今年のゴールデンウィークも静かな1週間になった。 遠くに行けないから家で読書をしようと未読の本を探していたらついつい手に取って読み耽ってしまった。その本は「名馬列伝」。 名馬ごとの関係者エピソードや出走全レースの回顧が掲載されていて(しかも独目線の)、さらに競馬ライターや識者のエッセイが載っている。 色々な名馬の名馬列伝があるが、手に取ったのはメジロライアン。 メジロライアンの名馬列伝で印象的なのが、横山典弘とのストーリーだ。弥生賞で鮮烈な豪脚でねじ伏せてから、メジロライ

        宝塚記念

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        • レース予想
          38本
        • 名馬
          1本

        記事

          皐月賞

          いよいよ皐月賞だ。 私の最初に見た皐月賞は、ナリタブライアンが3馬身半差をつけた1994年だ。 1番枠スタートだったナリタブライアンは徐々に外に出し大外一気。その破壊的な強さは多くの競馬ファンを痺れさせ、その後のぶっちぎり三冠ロードの幕開けとなった。 その皐月賞で印象に残っているのは、サクラエイコウオーの逃げ。当時のコースレコードが1:59:5だったから今よりも時計がかかる馬場で前半1000m58.8の猛ラップ。コースレコード更新の立役者だった。 このように皐月賞は時とし

          大阪杯

          大阪で生まれた~女やさかい~ 東京へはよう~ついてかん~♪ BOROの名曲 「大阪で生まれた女」。 1曲聞いた後には1冊の小説を読んだような余韻が残る。それもそのはず、この原曲オリジナルは18番まで歌詞がある34分の曲である。 18番の中から歌詞を抜き出し、1曲にしたのがシングル版である。 最後はこのような一節で締めくくられる。 大阪で生まれた女が今日 大阪を後にするけど 大阪は今日も活気にあふれ またどこからか人が来る ふり返れるとそこは灰色の街 青春のかけらを おき

          スプリングS

          各地で桜の開花伝えられ、いよいよ春爛漫。ただ、例年に比べて桜の開花が記録的な速さだそうだ。 競馬で「桜」と聞くと特別な感情を持つ。 桜花賞のレーススタート時の画面に映る桜は今年も満開か、記録的な早咲でもう緑色なのか。 いよいよ今年初のクラシックレース、「桜花賞」も2週間後に迫ってきた。 今週は春を告げるスプリング(春)Sだ。 スプリングSの思い出を少し。 皐月賞の重要なステップレースの一つであるスプリングS。 今では弥生賞の方が王道ステップという印象があるが、かつ

          スプリングS

          中山記念

          中山1800mで開催される名物レース。 今年は2月の最終日という日程からここで勇退、引退となる調教師やジョッキーがいる。 今年は何と言っても蛯名正義。 間違いなく平成の時代を彩ったジョッキーだったし、若い頃からベテランのイメージしかないほどの玄人だ。 個人的に話をしたことはないがそのプロフェッショナルさを感じるジョッキーだ。 ダービーにあと一歩届かなかったことが印象深いが、2013年のダービー(勝馬キズナ)のとき、パドック横のジョッキールームでの一幕。 各ジョッキ

          中山記念

          フェブラリーS

          今年の節分は例年の2月3日ではなく、2月2日だということで、一風変わった暦であることに加えて、私が生まれる前から何十年と毎年続いている「節分まつり」も昨今の事情を踏まえて中止となり、特殊な一年である。 2月と言えば、けっこう行事が多い印象で、2月3日の節分を筆頭に2月11日の建国記念の日、そして2月14日は愛を伝える「バレンタインデー」がある。 今は、バレンタインデーもすっかり恒例行事のひとつでマンネリズムも感じるところであるが、チョコレートやお菓子をもらえるうれしい一日

          フェブラリーS

          東京新聞杯

          「お〜風呂でキュキュキュー、東京し〜んぶん♪」 東京新聞と言えば、子供の頃よく見ていた、なんとも言えないメロディのインパクトあるテレビCMが忘れられない。 そのCMがこちら↓ https://m.youtube.com/watch?v=lPjjID2EPAE このCMを見てしまった日には、このメロディが頭に残ってしまい、気づいたら口ずさんでしまうこともあった。 まだ子供だったから良かったが、20歳を超えていたら、大切なプレゼンで言葉に詰まったとき「なんだっけ?えーっと、

          東京新聞杯

          シルクロードS

          何か一本の道が拓かれることで、世界が変わることがある。開拓や発明とはそういうものである。 近年の私たちの生活では携帯電話であり、インターネットという一本のインフラである。特にインターネットの発明と普及は身の回りをガラッと変えた。 気軽なメッセージを友に送れるようになり、食べ物は誰かが家まで届けてくれるようになった。昔みたいに、待ち合わせ場所ですれ違うドラマティックは無くなったし、好きな人と話すのに、お母さんに取り次いでもらうこともなくなった。 発明が私たちの生活を変えた

          シルクロードS

          東海ステークス

          ルメール問題。 クリストフ・ルメールがJRAの免許を取得したのが2015年だった。 それ以来、ワシの馬券成績は苦難の連続である。 とにかく、馬の実力以上に人気になることで穴党としては旨味がないから重い印は打ちづらい。 ルメール前の競馬は適当に人気馬がとんでくれたのだが、ルメール後は過剰人気だと思っても馬券内に来てしまうのだ。 ルメールは本当に素晴らしいジョッキーだ。 おそらくJRA史上ナンバーワンである。 そして最も穴馬券師キラーである。 今の馬券はとにかくルメールをど

          東海ステークス

          京成杯

          2021年がスタートした。 例年通り金杯からの競馬はじめとなったが無観客の静かな始動であった。 例年と違うのは京都競馬場が改修工事のため中京競馬場で開催されていることだ。 これはけっこう大きなポイントであり、レースの傾向はまったく変わってくる。 コーナーがきつく癖のある京都競馬場から左回りで坂のキツい中京への変更は180度違うといってもいいだろう。また中京競馬場の芝コースは特殊と言われており、時計がかかると思えば急に速い時計が出ることもある。 今でも腑に落ちないのはビッグ

          有馬記念

          いよいよ2020ラストウィークとなった。 無観客競馬、観客数制限の中、例年とは違う傾向があった気がする。 夏競馬は荒れることが多く、G1は人気馬が強い。 これは観客がいるためにイレ込んでしまう馬が、無観客によって力を発揮できるような状況が生まれ、夏競馬=本来の力発揮、G1=人気馬が実力通りとなったと考えている。 それにしても今年のG1戦線には参った。 とにかく一番人気が強く、秋にはスプリンターズSから7週連続で一番人気が勝利。 穴狙いのマムシとしては出番が全くなかった。私

          有馬記念

          朝日フューチュリティS

          いよいよ今年も残り10日となった。来週はクリスマスが終わったら、競馬の締めくくり有馬記念だ。有馬記念へ向けて、年末への盛り上がる日本競馬の醍醐味である。 さて、今週は有馬記念への盛り上がりの一翼を担う、朝日フューチュリティS。 以前は中山競馬場の1600mで開催されていたが、2014年から阪神競馬場1600mで開催されるようになった。 よく小回りの中山競馬場より広い阪神競馬場の方が実力が素直に反映される、との話があるが、これは嘘だと思っている。 そもそも実力とはなんぞ

          朝日フューチュリティS

          マイルチャンピオンシップ

          マイルCSはマイル王決定戦の名前の通り、名勝負が多い。 オグリキャップ、シンコウラブリイ、ノースフライト、モーリス…などなど、パッと思いつくだけで沢山の名馬が出てくる。 その中でも私の思い出は、2013年のトーセンラー。 父ディープインパクトに走りがそっくり武豊が話したことからデビュー当時から期待された馬だったが、春のクラシックでは皐月賞7着、ダービー11着と結果は残せず。 秋になって菊花賞を3着と好走したが、翌4歳はパッとせず未勝利に終わる。この頃は武の手綱からは離れてい

          マイルチャンピオンシップ