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安田記念

いよいよ東京競馬場G1シリーズの最後となる安田記念にたどり着いた。
先々週のオークスはストライプ本命で馬券は塵になり、先週のダービーでは友人が馬主であるエフフォーリアが「勝った!」と思ったところから敗戦するのを目の当たりにした。

今年の春のG1も大いに楽しませてもらった。

さて、いよいよ安田記念。ワシの中で最も思い出のある、G1である。
振り返った時にまず思い出したのが2013年、ロードカナロアが勝った安田記念。ロードカナロアはおそらくスプリント~マイルの過去最高の名馬であるが、その当時は1200mからの距離延長を不安視されて人気が割れていた(1番人気4.0倍)。

ワシは自信満々の◎をロードカナロアに打った。
それまでのロードカナロアのレースぶり、キャリアから1600mは間違いなく持つ、との確信からだった。

レース自体はロードカナロアが早めに抜け出して、ショウナンマイティの猛追をしのぎ切り1着。岩田康誠の「どうだ!」と言わんばかりの派手なガッツポーズが記憶に残る。

そして、もう一つ忘れられないのが翌年2014年の安田記念。

ジャスタウエイが勝った不良馬場の安田記念である。

当時、前週のダービーを馬単1点勝負で仕留めて(ワンアンドオンリー - イスラボニータ)ノリノリだったため、安田記念も3連単BOX1組勝負をした。結果は、ジャスタウエイ - グランプリボス - ショウナンマイティで的中。
当時はまだWINSで購入していたから、高額払い戻し窓口でおばちゃんに「この3頭だけのBOXってすごいね、結果を知ってたの?」と声をかけられたのは忘れられない愉悦の時だった。

あれから7年の月日が経った。

神様もう一度だけ、3連単BOXを的中させてください。

<安田記念予想>

過去の的中の話を紹介したが、立役者であるショウナンマイティは前年の安田記念2着、グランプリボスは前々年2着、NHKマイル覇者・前年7着。
ここに安田記念のヒントが隠されている。

「安田記念は究極のリピーターレース」

ということである。

近年でもインディチャンプ(2019年1着、2020年2着)、アエロリット(2018年2着、2019年2着)、アーモンドアイ(2019年3着、2020年2着)、ロゴタイプ(2016年1着、2017年2着)と2年連続して3着以内に来る馬が圧倒的に多いG1レースなのである。

このパターンに当てはまる馬を上げると枚挙に暇がない。

・ストロングリターン(2011、2012)
・スマイルジャック(2010、2012)
・ウオッカ(2008、2009)
・タイキブリザード(1995、1996、1997)
・ヤマニンゼファー(1992、1993)
などなど
3着以内ではなく5着以内になるとダノンシャークなど、もっともっと多い。
加えて言えば、これらの馬がすべて上位人気だったかというとそうではない。ほかのレースで結果が出ず人気が落ちた馬が来ているという印象だ。

東京1600mというのは、もしかしたら「特殊な」コース形態なのかもしれない。
人間からは広々した東京競馬場で枠順の有利不利もなく「フェア」なコースという印象があるが、馬からしたら確かにほかの競馬場に比べて圧倒的に広く、直線が長い競馬場というのはない。
であれば、このコースだから力を発揮できるという馬がいておかしくはないのだ。

今回の安田記念はリピーターを狙ってみたい。

◎ 8 インディチャンプ
前前年の覇者、前年は3着。ともに1番人気ではなかった。この安田記念になると着順を上げるタイプ。ほかのレースで負けてくれるために人気にならない。
まさにヘビーリピーターだ。
福永ジョッキーもダービーを制して好リズム。

○ 11 ダノンキングリー
前年期待されたが7着。その後の天皇賞も12着と惨敗。
一方で毎日王冠の鮮烈な末脚など、能力があることは間違いない。
今回、川田将雅が同じ馬主のダノンプレミアムではなくこちらに騎乗するのは勝負をかけてきたといってもいい。

▲ 7 ラウダシオン
昨年のNHKマイル覇者。過去穴をあけてきたのはNHKマイル好走実績があった。京王杯を勝ってここに臨むという、昔の王道ルートなのに、人気の盲点になっている。
小頭数&スローの展開的にも有利。

グランアレグリアは昨年の覇者であり、同じ東京1600mG1ヴィクトリアマイルを勝ってここに臨む。
間違いなくリピーターだが馬券的な妙味としてうま味は少ないため、馬券対象からは外したい。
NHKマイルでのポカ(4着入線)が忘れらないのもある。

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