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東京新聞杯

「お〜風呂でキュキュキュー、東京し〜んぶん♪」
東京新聞と言えば、子供の頃よく見ていた、なんとも言えないメロディのインパクトあるテレビCMが忘れられない。

そのCMがこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=lPjjID2EPAE

このCMを見てしまった日には、このメロディが頭に残ってしまい、気づいたら口ずさんでしまうこともあった。

まだ子供だったから良かったが、20歳を超えていたら、大切なプレゼンで言葉に詰まったとき「なんだっけ?えーっと、お~風呂で999… 違う違う!」という事故が起きてしまいそうだ。

この東京新聞のCMは20年以上前であるが、同じメロディーで別パターンのCMがある。
熊の湯温泉で家族4人でお風呂に入って背中を洗い合う。眼鏡をかけたお父さんが他のお客さんに「毛深いですね~」と言ってよく見てみると本物の熊だった。というダジャレのバージョンだ。
シュールすぎるシナリオだが、ある意味「東京新聞」という他には迎合しないという社風が感じられる。

そして現代、東京新聞のCMは「かわうそ君」というキャラクターが全面に押し出された内容になっていて、「お~風呂で・・・」のメロディーは無くなっている。
その代わり「空気は読まない」のキャッチコピーが打ち出されていて、相変わらず独自性は健在だ。

さて、今週はその東京新聞の冠のレースが行われる。

舞台は東京競馬場1600m。新聞の中ではアウトサイダーな印象のある東京新聞のレースは意外にも、王道の東京マイルなのである。

<東京新聞杯 予想>

毎年2月の東京で開催されるレース。
傾向としては、内枠、先行馬有利である。過去10年のレース勝馬のポジションを見ていくと
2011 スマイルジャック 4番手
2012 ガルボ 3番手
2013 クラレント 5番手
2014 ホエールキャプチャ 8番手
2015 ヴァンセンヌ 7番手
2016 スマートレイアー 1番手
2017 ブラックスピネル 1番手
2018 リスグラシュー 7番手
2019 インディチャンプ 7番手
2020 プリモシーン 6番手

この結果を見てもわかる通り、10番手以降から勝利した馬は皆無だ。
逃げて勝った馬が2頭、5番手以内が3頭、それ以外が5頭。スローペースになることが多く、あまりに後ろからでは届かないのだ。となると後ろから行く馬は買いづらい。

今年のメンバーを見ると、逃げ馬がいない。
スローペース必死な組み合わせ。

内枠かつ、ある程度のポジションで流れに乗れる馬を積極的に狙いたい。

◎5 トライン
前々走の3勝クラスを同条件で圧勝。前走、11月のキャピタルSで6着。
前走はゴール前で脚が鈍ったが、3コーナーから4コーナーで外から上がってくる手ごたえは見ごたえ十分だった。外枠で折り合いがつかなかったことが敗因とのコメントがあるとおり、折り合いが難しいタイプ。
横山典弘も一度乗って特徴をつかんだはず。ある程度出していって折り合いをつける作戦をとってくると見ている。
5番手ぐらいで折り合いが付けば、勝てる確率は大きいと思う。

○4 カテドラル
デビュー2戦目でヴェロックスと正面からぶつかって圧勝。ヴェロックスに乗っていた浜中がびっくりしたとのコメントがある。
その後は折り合いの難しさが出て成績が安定せず。しかし、NHKマイル3着、マイルCS6着から走力はかなりのもの。
昨年一年はリズムに乗れなかったが今年は飛躍の年となってもいい。
今回は関東の穴ジョッキー田辺。ひょっとしたら差しではなく先行策も考えているのではないか。

▲6 プロディガルサン
早くから重賞制覇を期待されながら、8歳になった。8歳まで走らせるのは、関東の名門国枝きゅう舎としては珍しい。オーナーも金子真人HDだし、無理して走らせることもない。
それでも現役を続けるのは、陣営が能力を信じているからだと思う。
4年前の東京新聞杯でエアスピネルをかわした末脚、上がり3ハロン32.0。スローペースの瞬発力勝負が得意なタイプ。
戦略家、藤岡佑介が作戦を練ってくる。

★16サトノインプレッサ
期待を裏切るレースが続いているが、馬体やフットワークからまだまだ隠された走力があると感じさせる。
今回は不利な大外枠、展開が予想され、本来は無印にするが、覚醒があっても驚けない逸材。

△7 ショウナンライズ
東京1400mが最も得意な条件。
惨敗続きだが、スローの単騎逃げが確実で、1600mを1400mのレースにできれば3着に残るかも。

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