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皐月賞

いよいよ皐月賞だ。

私の最初に見た皐月賞は、ナリタブライアンが3馬身半差をつけた1994年だ。
1番枠スタートだったナリタブライアンは徐々に外に出し大外一気。その破壊的な強さは多くの競馬ファンを痺れさせ、その後のぶっちぎり三冠ロードの幕開けとなった。
その皐月賞で印象に残っているのは、サクラエイコウオーの逃げ。当時のコースレコードが1:59:5だったから今よりも時計がかかる馬場で前半1000m58.8の猛ラップ。コースレコード更新の立役者だった。

このように皐月賞は時として、ハイラップが刻まれることがある。ディーマジェスティが勝った皐月賞も前半58.4のペース。

一方で、先行馬の押し切りもあるレース。サニーブライアンは2番手から早目先頭で押し切った。この時は2、3着も11番人気、12番人気。当時は3連単がまだ発売されていなかったが発売されていたら過去最高の配当を記録したかもしれない。

また、皐月賞の行われる中山2000mは小回りで特殊なコース。
スタートしてから400mのホームストレッチで最初のコーナーまで距離があるので息が入りづらい。また急坂もありタフさが求められる。

ということで意外なハイペースが時として出現する皐月賞。過去のレースを見ても順当に収まることは少ない。


今年のメンバーを見渡すとタイトルホルダーが逃げそうだ。しかし、ダノンザキッドもエフフォーリアも好位置を取りたいタイプ。先行馬がざっと揃っている。
しかも混戦、ジョッキーは前へ前へと気持ちがはやる。
と考えてハイペースになると見た。

<皐月賞予想>

◎グラティアス
前走の京成杯、インからあっという間に抜け出した。このときも雨で馬場が緩んでいて各馬が外外へ出していった中、一頭だけインを突き抜けた。重馬場には全く不安がない。さらにこの時につけた2馬身半の着差は他馬と二枚以上の実力差を感じさせた。
今回はルメール→デムーロへの乗り替わりとなるがデムーロは皐月賞との相性バツグンだから結果的に良かった。
ハイペースの皐月賞は外枠有利なレースだと思っている。今回は外側の枠からスムーズに直線末脚が爆発するんです。
余談だがデビュー戦、一旦2着馬に交わされそうになってエンジン全開、一瞬で差し返して1馬身1/4差。あんなレース、あんまり見たことがない。つまり化け物の可能性あり。

◯ヴィクティファルス
前走の末脚はテイエムオペラオーを彷彿とさせる豪快な末脚。
共同通信杯も2戦目にして強敵の2着。勝ち馬は展開に恵まれた感もあり勝負付けはまだこれから。

★アサマノイタズラ

▲ラーゴム

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