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子どもの将来の夢がすぐ決まるわけない

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回のテーマは「子供の将来の夢がすぐに決まるわけがない」ということです。

学習塾に勤めている親御さんから時折聞かれるのは、「子供の進路が決まらないのは、将来の目標や夢がないからだ」というものです。彼らは、将来の夢を決めるために支援してほしいと望んでいます。

例えば、子供に「ハローワーク」や「キャリアガーデン」、「職業図鑑」を見せて、どれがいいか相談することもあります。しかし、私個人としては、それだけでは決まるわけがないと思っています。

多くの子供は学校の勉強と部活動以外の経験が少ないため、具体的な夢を持ちにくいです。スポーツ選手やミュージシャンのような職業は想像しやすいですが、それ以外の職業についてはなかなか具体的にイメージしにくいものです。

特に親しい職業以外のものについては、決定するのが非常に難しいです。さらに、今想像している職業が数年後にも存在するかどうかも不確かです。


親御さんの多くは、子供の勉強のモチベーションを上げたいという目的で夢や目標を決めることを期待しています。しかし、夢や目標を決めたとしても、それが直接的に勉強のモチベーションに繋がるとは限りません。

もしモチベーションが目的なら、将来の夢を決める必要は必ずしもないと思います。

だからこそ、どの大学で何を学びたいかをまず考えることから始めるのも良いでしょう。将来の夢を決めることは、大学に入ってから、あるいは社会人になってからでも十分可能です。

私自身も含め、多くの大人は具体的な夢を持っていません。会社員になったり、偶然の機会に起業するなど、多くは偶発的な経路を辿っています。

子供に明確な夢を持つことを強いるのは、どうかと思います。自分自身が具体的な計画を持っていないのに、子供にそれを求めるのは不合理です。

むしろ、異なるアプローチで勉強のモチベーションを高める方法を考えるべきだと感じています。

この情報がお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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