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国語の成績を上げるために、読書は必要か?

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は国語の成績を上げるために読書が必要かどうかというテーマで話していきます。

結論から言うと、読書はやるに越したことはないですが、絶対条件ではありません。

読書のメリットとしては、語彙力や知識が向上し、多様な文章が読みやすくなるという点です。これは肌感覚的にもそうだと思います。

しかし、弊害とまでは言いませんが、例えば小説が好きな人が国語の問題で小説を読む際、主観的に読んでしまう可能性があります。

国語の問題は客観性を持って読んで解答する必要があるため、登場人物に感情移入しすぎると主観が強くなり、国語の得点が上がりにくい傾向があります。

また、本好きだとしても必ずしも国語の点数が高いわけではないですし、特定のジャンルだけ読んでも、そのジャンルが試験に出るとは限らないため、他のジャンルが出た時にはあまり役立たないことがあります。

そのジャンルについての前提知識があれば解きやすい可能性はありますが、興味のない本は普通は読まないので、興味のない分野の問題が出たら対処できない可能性が高いです。

興味のある分野だと読みやすいため得点が高くなる傾向がありますが、そういったジャンルや本の問題は稀です。

そのため、小説であれば、登場人物の感情変化を追う訓練をする方が有益です。

登場人物の感情表現が出てくる場面で、その感情がなぜ起きたのか、その後どのような行動を取ったのかを追うことが重要です。これが小説の得点向上につながります。

論説文に関しては、言葉を知っていることは有益ですが、それ以上に文の構造を理解することが大切です。具体的には、具体と抽象、これは縦の構造で、抽象が結論であり、それを裏付けるような具体例があります。

また、横で言えば、形式段落があり、ある形式の段落A群に対して反対のことを言っているB群というのが対比構造になっています。

この縦横の構造を理解して、それを踏まえた上で本文を要約する訓練をすることが、論説文においては特に重要だと思います。

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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